Nuphy Air60を購入して気づいたこと
購入後した経緯
個人的よく視聴しているYouTuberである、瀬戸弘司氏のチャンネルをたまたま視聴していた際に、キーボードについて語っていた。そこで紹介されていたのはNuphy air60 V2であった。こちらで紹介されているのは、VIAカスタマイズや静音化フォームなどの点で初期型よりもアップデートしている点が特徴的である。
こちらの動画に触発されるまでは、キーボードに対してそこまで興味はなく、MacBookの標準キーボードで特に違和感はなかった。しかし、文字打ちが多い日などには、指が疲れることや誤入力が多いと感じていた。基本的にノート型のみ使うことが多いため、通常プロファイルキーボードよりもMacBookのような薄型でかつ打鍵感がよいと言われるロープロファイルキーボードのほうが慣れやすいのではないかと感じた。また、60%レイアウトというファンクションキーとテンキーを除いたミニマルなサイズ感であり、かつ持ち運びもできる重さであるという点にも惹かれた。
瀬戸氏が紹介したV2ではなくV1(初期型)の方を購入することに至った。本当は、V2を買いたいと考えていたが、初めて買うキーボードであることからV1(初期型)を買って慣れたらV2に移行したてみたいという気持ちもあった。
購入後一週間程度は、文字を打つことが楽しいなと感じていた。しかし、使っていく中で、メカニカル特有の「カチャカチャ」といった音が耳障りというよりかは、部屋全体に音が響いてしまうことが気になってしまった。
Nuphy Air60の静音化
そこで、YouTubeでAir60の静音化についての動画を探していた。その中で最も多い例として紹介されていたのは、PCBトップケースにマスキングテープを貼ることに加え、PCBケース、バッテリーの端子と本体底面を外して、本体底面に直接防音シートを敷き詰めるものであった。動画を見ていて、打鍵時の音の軽減や底打ち時の音の軽減につながっていると感じたため、参考にして実践してみることにした。
動画内では、スコッチのマスキングテープと防音シートを用いていたが、参考にした動画内よりもさらに費用を安く抑えるために、100円ショップの隙間テープと塗装用マスキングテープという構成で静音化を行った。まず分解をする際には、キーキャップを外して、軸をすべて外すという作業が待ち受けている(この作業が地味にめんどくさい)。次に、軸によって取れやすさの個体差があるため慎重に作業していく必要がある。(ピンの折れに注意)
マスキングテープをPCBケースに貼る作業を行う前には、天板からバッテリー端子を外す作業が意外にも注意する必要がある。(バッテリーの破損に注意)
次に本体底面にスポンジを敷き詰めていく作業になるが、ネジ穴やバッテリーの部分に注意し、ケースの装着も考慮する必要がある。
作業中に気づいた部分としては、100円ショップの隙間テープはそこそこ分厚く、ネジを閉める際にきつくて大変だった。そのためアマゾンなどで売っている吸音マットを購入したほうがいいかもしれない。(100円ショップよりも静音化できる可能性がある)。他の動画も参考にしてみたところ、スコッチの粗面のテープをPCBケースに貼っていたものもあった。こちらを選択してみるのもありかもしれない。
余談
100円ショップの隙間テープが個人的に厚さが気になったため、家に余っていたアンダーラップを三重に折って本体底面に敷き詰めていった。スポンジを敷き詰めた写真から、スポンジにネジ穴を通すための穴を開ける作業は少し手間だが、隙間テープを使う手法よりは楽に感じた。予想外にも敷き詰める際の形の形成がしやすいことからこちらもオススメできると感じた。100円ショップの隙間テープと打鍵音を比較した際には、若干良くなったのではないかと感じた。また購入後に軸自体にルブ(潤滑)していることから、さらに静音化が図れていると感じる。
まとめ
一方で、ロープロファイルのメカニカルキーボードを購入している時点で、打鍵感・打鍵音を楽しみたいなどといった感覚を求めている。そのため静音化をするというのは、これらの点を台無しにしてしまうものではないかと思うこともあった。
静音化をして気づいたこととしては、購入時よりも打鍵音が向上して「文字が打ちたい」という気持ちが高まった。さらに文字打ち作業が捗る感じがした。しかし、カフェなどの静かな空間での使用は避けた方がよいかもしれないと感じた。家などでの使用については、何ら問題はない。さらなる静音化を図るためにNuphyオリジナルの軸(リニア軸やタクタイル軸)などに交換することでも変化は見られるかもしれない。
キーボードの静音化によって、個人的なモチベーションの向上につながったと感じている。今現在、こちらの商品を購入することはオススメしないが、V2という後継機の方を購入していただくことを勧める。購入した経緯の部分でも述べた通り、VIAによるキーマップ変更やウレタンフォームによる静音化など、キーボード自体の大きな変化はないが、着実な進化をしていると感じた。ただロープロファイルのキーボードを使ってみたいという興味本位での購入ならV1(初期型)でもいいかもしれない。
本体を分解したり、軸をルブ(潤滑)などの作業を通して、さらにキーボードの沼にハマっているとつくづく思う。
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