【トラウマ触発注意】母の話
母は多分、うつ病ではなくASDと境界性人格障害でした。
私たちの母はヒステリックで、自分の言うことを聞かないと物を投げたり、叫んだり、父に当たって喧嘩したりしていました。
そしてとても無神経で、性被害に遭ったことを打ち明けた際も「あなたがあばずれだったからじゃないの」と言ったり、「この子は目が小さくて、顔が大きくて、本当にぶすなんです」と本人の目の前で言ったり、とてもまともな神経をしているとは思えないことを数多言っていました。
そしていつも「私はこんなにも辛くて、こんなに大変な子供を抱えていて可哀想!」「私を可哀想と言って!」とでも言うかのような言動をしていました。
テレビで毒親の特集を見ようものなら「私はこんなにもいいお母さんだから、この人たちの気持ちは分からないし、どうやったって私はこの人たちのようにはなれないわ」と笑っていました。
それもそのはずです。その特集で組まれている母親と母は、別系統の毒親だったのですから。
もしも母にピッタリ当てはまった毒親の特集でしたら、母は私たちに「あんたもこんなふうに考えていたのか!」と喚き散らしていたでしょうから、不幸中の幸いでした。
うつ病を患ってからは特に不幸自慢が酷く、「うつを患って、発達障害の子供がいて、こんなに可哀想な私!」と強化されていきました。
そんなものですから、母は自らの行いを省みません。
今も実家で私たちのことを「本当に親不孝者の子供」と言っていることでしょう。
毒親とは、みな生態は同じなのでしょうね、根本では。
文章・佐久間