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東京女子プロレス松本大会に向けて~観光地編~


(多分このnoteは写真がすごい数になるので前作よりさらに読みづらいかもしれません……
また、
東京女子プロレス松本大会に向けて〜アクセス編〜

東京女子プロレス松本大会と名古屋大会

も併せてご覧いただければよりスムーズかと思います)


松本という土地

(この章には筆者の松本市民としてのプライドと偏見が大いに含まれているため話半分で読み飛ばすことを推奨します……もう僕世代は半分ネタで書いてますけど松本市と長野市はずっとそこそこガチなライバル関係なんですよね)

長野県松本市。長野県、もとい信州を4つに分けた区分「北信」「東信」「中信」「南信」のうち「中信」に位置し、同地方最大都市です。
松本大会向けnoteアクセス編でもご紹介した通り、鉄道では東京・新宿など中央線内からの特急の終着であるほか、市内の信州まつもと空港からは札幌(新千歳、丘珠)、神戸、福岡に定期便が就航しており、夏の期間限定とはいえ大阪(伊丹)にも飛べるなど、県庁所在地ではなく新幹線は通っていないにせよ事実上長野県最大の都市といえます。
ただアクセスが良いというだけでなく、長野県唯一の国立大学である信州大学が本部を置くことや、松本城、開智学校といった国宝があること、美ケ原、上高地といった自然豊かな場所があるなど長野市とは一線を画したやはり信州最大の都市です。(善光寺や松代、戸隠とかいい所も沢山ありますよ長野の方も。話がそれるのでライバル関係についてはググっていただいたほうが早いですが)
そういうことなので我が県のことを長野と呼んだ瞬間ブロックします。(しません)
長野県、と県まで入れるか信州と呼ぶかすれば無用な争いは避けられます。

松本の観光地(市街地編)

はじめに(ちょっとしたお役立ち?情報)

松本には遠征ということもあって大荷物で来る方も多いと思われます。コインロッカーに荷物を預ける、という方も少なくないはず。
ただやはり観光地です、松本駅のロッカーは高い!新宿か?と思うほどです。

松本駅3階(改札階)のコインロッカー。中500円、大800円。
松本駅お城口側2階(改札外お手洗いはこの階)。小400円、中500円、大700円、特大1000円。

こんなに出してられません。ぼったくりです。なのでほんのちょっとだけ移動しましょう。
松本駅お城口(東口)を出てすぐそこにあるアルピコプラザです。

右側のALPICOバスターミナルの文字があるビル。ここが非常に良い穴場。

ここのコインロッカーは特大が1階、小、中が地下につながる階段の踊り場にあります。
デメリットとして、現金のみなこと、両替機がないこと、番号認証ではなく物理鍵によることが挙げられますがこれらさえ目を瞑ってしまえば非常に割安で利用ができます。後述しますが地下1階にはお土産屋さん(とスーパーマーケット)があるため100円玉を作り出すのにはそこまで苦労しないでしょう。

右側に側面が見えているのが特大。スーツケースもなんなく入るサイズで300円。ただし8個しかない。
奥の階段下に見えているのが小(20個)、中(18個)。それぞれ100円、200円。

観光の際にはぜひ狙っていただければと思います。さて、そうしましたら観光地のご紹介に(やっと)入りましょう。あ、でもその前に

松本市観光情報センター

(https://visitmatsumoto.com/spot/tourist-info-centre/ より)

松本城のすぐ南!ここに行けば大体のパンフレットや情報は手に入る!!!!おすすめパンフは信州松本城下町おもてなし処というやつ!!地図入りでわかりやすい、とても。
ほんとは全部取ってほしいけど多いからな……

さて、ここに寄ったらもう目の前なのは

松本城

天守。5層構造に見えますが6階建てという考えられた造り

言わずと知れた、と言ってしまえばそこまでですが、松本城は(前身の城等あってはっきりしないもののおよそ)1590年に建てられ、その後増築や失火による旧本丸御殿消失など様々な歴史を踏みつつも現在まで天守の残る城として国宝に指定され親しまれています。
深志城、烏城とも呼ばれています。

天守に立ち入ることも可能(別途観覧料必要)で、最上部からは四方松本の眺めを堪能することができます。

城内には歴史的な遺物の展示もあり、ただ城を登るだけでなく歴史を掘ることもできます。

鯱!!
銃!!!
そして険しい階段。危険すぎて階段付近での撮影は禁止です。(この看板はちょっと離れているのでok判定、、だと思う)

あえて載せませんが最上階からの景色は本当に地方都市と自然の調和が素晴らしいので本当に!!!!!!登ってください!!!!!!!!大人700円なので!!!!!!!!!是非!!!!!!!!!!!!!!!!

・アクセス:
徒歩:松本駅から15分
バス:北市内線西回り「大手大通り」下車徒歩5分
タウンスニーカー北コース:「大名町」「丸の内」どちらも下車徒歩3分、「松本城・市役所前」下車すぐ
タウンスニーカー東コース:「松本市立博物館」下車徒歩3分

(松本市立博物館は移転により今年10月7日リニューアルオープンです……微妙にタイミングの悪い……)

旧開智学校

(https://visitmatsumoto.com/spot/kaichischool/  より)

開智学校は松本城から北に徒歩5分もない近場に位置する国宝で、開校は明治6年と古く、今も社会の教科書に載っているほどの有名な建物です。近代学校建築としては初めて国宝指定されたものでもあります。

なお耐震工事で少なくとも令和6年秋まで中に入れません!!!!!!!!解散!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見るだけ見に来てね。近くだし。

・アクセス
徒歩:松本駅から徒歩20分(松本城から5分)
バス:北市内線西回り「蟻ヶ崎高校前」下車徒歩5分
タウンスニーカー北コース「旧開智学校」下車すぐ

縄手通り

縄手通り(https://www.nawate.net/  )

松本城のすぐ南、さっきの観光案内所よりももうちょっと南。女鳥羽(めとば)川にかかる立派な千歳橋が見えたらすぐ左手、大きなカエルがお出迎え。カエル大明神なる珍妙なものがここ50年祀られているせいでカエルの街と化してますがリアル蛙は遭遇したことないですほんとにだから安心して来てください風情あって好きですとても!!
あと通りの内外に良いお店・スポットが多すぎます……
まずはここの通りにある雷神堂というおせんべい屋さんがやばいです、本当に美味しい

雷神堂さん
ベーシックなせんべい。
もちろんそのほかにもある。とても美味しい。マストバイ。

縄手通りの名店はこれだけではありません。カフェスヰトもその一つ。

外観(https://www.sweet-bakery.co.jp/nawate  )
内装。非常におしゃれに作り込まれている。
非常に美味しい。松本は涼しいとはいえ日差しはきついので、休憩に最適。

四柱神社もそのひとつ。明治天皇をお迎えしたこともある高名な神社で、天之御中主神とかいう名前だけでやべぇやつ天の中央に坐すとんでもない神様を祀っています。縄手通りの中央部に位置していますので、立ち寄られた方はぜひ参拝なさってください。

四柱神社

お土産にもなるスイーツといえばOhkuraのチーズケーキ!四柱神社のすぐ裏にあるチーズケーキの名店です。

通信販売もやってます(http://e-office.gr.jp/ohkura/  )
見辛いですがとても美味しい。上段の小さいものでもいいから食べてほしい。

・アクセス(各店舗でなく縄手通りとして)
徒歩:松本駅から徒歩10分(松本城から5分)
バス:タウンスニーカー北コース、美ヶ原高原線「大名町」下車すぐ
タウンスニーカー東コース「松本市立博物館」下車すぐ

中町通り

縄手通りから女鳥羽川を渡って南側。歴史ある街並みの中町通りです。

蔵の街。(https://nakamachi.org/  )

民芸、工芸のお店が数多く集まる街として知られながら、最近は新たなスイーツの風が吹く街、中町。歩くだけでも楽しく、スイーツのお土産まで買えて松本のかつての姿もうかがえる。(おまけにずーっと行けばイオンモールに着く)

駅側入り口すぐそばの信州プリン工房。松本で「長野」を冠する店はまずない。(http://www.shinshu-pudding.com/  )
てまりや(https://www.temariya.jp/  松本の名産品てまりを店名に冠し、てまりんというてまりモチーフのバウムクーヘンも制作する人気店。
おいも日和は長野県に4店舗を構える名店(https://www.oimobiyori.jp/  )
おしゃれなおみやげが欲しいならここいいかも(https://www.shinshu-omiyage-base.com/  )
目玉商品のパンケーキのみならず様々なおしゃれな食べ物が人気を博しているNAKAMACHI Cafe(https://www.nakamachicafe.com/nakamachicafe/ )

個々の店舗は基本的に狭く飲食スペースがないところは多いものの、途中でベンチのあるところはあるので例えばてまりやで1切れバウムクーヘンを買ってそこで食べることもできますね。もちろん食べ歩きしても楽しい通りです。

・アクセス
徒歩:松本駅から徒歩7分(縄手通りから川を渡ってすぐ)
バス:タウンスニーカー北コース「本町」下車すぐ
タウンスニーカー東コース「中町・蔵シック館」「はかり資料館」下車(どちらも中町通り内)

松本市美術館


松本市美術館。前にあるのはパックンフラワー「幻の花」という草間彌生さんの作品。(https://matsumoto-artmuse.jp/  より)

松本駅お城口(東口)の目の前、あがたの森通りという大通りをまっすぐ歩くと見えてくるのがこの松本市美術館。水玉模様で有名な世界的アーティストの草間彌生さんが松本出身なのもあり常設展示されています。
また、松本大会のある9月には「ALWAYS 三丁目の夕日」や「永遠の0」、「STAND BY ME ドラえもん」などで知られる松本市出身の映画監督、山崎貴さんの企画展も開催されています。(特設ページ:https://matsumoto-artmuse.jp/exhibition/special/36297/ )

・アクセス
徒歩:松本駅から徒歩15分
バス:タウンスニーカー東コース「松本市美術館」下車徒歩すぐ

他にも縄手通りの近くにある時計博物館や中町にあるあるはかり資料館など、松本市街地には観光すべき場所がとっても多いのでぜひ皆様いろいろ回ってみてください!!しかもほとんどは松本駅から北東方向に固まっているので移動時間のロスもそこまで多くありません!

松本の観光地(郊外編)

松本は「文化香るアルプスの城下町」というキャッチフレーズがあるように、地方都市としての一面のみならず観光都市、山岳都市、さらには音楽の都市としての面があります。
実際、三ガク都(学都、楽都、岳都)というキャッチフレーズも存在し、松本駅お城口にはそれを記念するモニュメントも存在しています。
面積は約950㎢と、東京23区合計の619㎢と比べても格段に広く、自然あふれる観光スポットが郊外に存在しています。

日本浮世絵博物館

外観(https://visitmatsumoto.com/spot/ukiyoemuseum/より)

世の中博物館はいろいろあるでしょうが、ここは名の通り浮世絵を専門とする博物館のうちの一つです。なぜ東京でなくこんな松本になんかあるんだという話ですが、江戸時代にここ信州松本で豪商として名を轟かせた酒井家が浮世絵を蒐集していたことに始まります。
子孫の代になってもその熱意はすさまじく、東京神田淡路町で鑑定や復刻の事業を開くほどだったといいます。
日本のみならず海外でも展覧会を多数開催した十代目の藤吉が先祖の地である松本に博物館を開きました。
現在でも日本最大の浮世絵博物館として数々の有名画家の作品がコレクションされています。

現在、「いつでも一緒  江戸の生き物たち」と題し、江戸期の浮世絵に描かれた生き物たちを集めた特別展が開催されていますから、ぜひ興味のある方は足を運んでみてください。

・アクセス
徒歩:松本駅アルプス口(西口)から徒歩40分
バス:松本駅アルプス口から松本・島内線「浮世絵博物館・歴史の里」下車すぐ※ただし行政が無能利用状況を勘案し日曜運休!!!!
鉄道:松本駅7番線からアルピコ交通上高地線「大庭」で下車徒歩15分

上高地

上高地の一番有名なシンボル・河童橋(https://co-trip.jp/article/616051/ より)

松本の観光地、と聞かれたら松本城に並んで名前が挙がるのが上高地ではないでしょうか。標高約1500mに位置するこの景勝地は、国の特別名勝であり特別天然記念物でもある自然豊かな土地で県外のみならず毎年多数の観光客が国外からも訪れる人気スポットです。
その範囲は広く、一般に上高地とみなされるエリアを端から端まで歩いただけでも片道1時間半はかかるほどです。
普段の都会の喧騒から離れ、ゆったりした時間を大自然の中で過ごすにこれ以上の場所はありません。

・アクセス
自家用車:上高地はマイカー規制が通年かかっているため自家用車で直接訪問することはできません。途中の沢渡(さわんど)までは行くことができますが、山がちな地形ゆえとんでもない難所(とあるトンネルは直角に曲がった瞬間入り口が出現するうえに途中で二股に分かれている……等)がありますため正直おとなしく後述の手段で訪れることを強く推奨いたします。
徒歩:無理
バス:松本バスターミナルから1時間半(ただし5:30と10:15の1日2本のみ)
電車:松本駅7番線からアルピコ交通上高地線、終点「新島々」下車→駅前バスターミナルから1時間(1日十数往復、上高地からの帰りバスのみ予約必要)


ここからは車でないとアクセスが厳しいかもしれないようなところですが逆に自家用車やレンタカー等でアクセスできるのであればぜひしていただきたいようなスポットです!!!

美ヶ原高原

(https://www.go-nagano.net/topics_detail12/id=19343 より)

松本市ではなく厳密には隣の上田市ですがギリ松本判定で……
美ヶ原高原は松本市と、松本市の東隣にある上田市、そして長和町にまたがる高原です。その中心には標高2,034mを誇る王ヶ頭が聳えます。
アクセス道路は主に2本。松本市側からは国道254号、逆側からはビーナスラインという観光道路です。どちらも山岳都市である信州松本周辺地域を体いっぱいに感じられるコースで、日本百名山のうち40山を望める高原へと導きます。
なかなか夜に行くのは慣れていないうちは難しいですが、こんな夜景を望むこともできます。

「美しの塔」と星空(https://www.go-nagano.net/topics_detail12/id=19343 より)

松本市立考古博物館

展示品(https://visitmatsumoto.com/spot/cultural-history-museum/ より)

松本市立考古博物館は松本市街地の南東部に位置し、土日祝はバスが通っていないという最悪の立地ではありますが、松本からの出土品などの展示や古代体験などによってかつての松本の姿を体感できる施設です!!

・アクセス
徒歩:きつい(松本駅から1時間半)
バス:バスターミナルから寿台線「白川」徒歩30分、平日は松本バスターミナル北より中山線「考古博物館前」下車

大王わさび農場

(https://www.travel.co.jp/guide/article/17904/ より)

松本市の北隣ですが、安曇野市の大王わさび農場も欠かせないスポットとして挙げられるでしょう。
日本を代表する香辛料の一つであり、人によっては刺身などにはこれがないと始まらない、といわれているとかいわれていないとかわかりませんがわさびはそれほど存在感のある食材です。
大王わさび農場はそんな日本のわさび農場でも最大規模のもので、年間120万人が訪れます。
黒澤明監督「夢」第8話のロケ地としても知られるこの農場は綺麗な水を活かし品質の良いわさびを生産しており、園内の飲食店でもそれを体験することができます。

・アクセス
車:豊科ICより10分、松本ICより30分
徒歩:JR大糸線「穂高」より30分、「柏矢町(はくやちょう)」より40分
公共交通機関:穂高駅よりあづみ野周遊バス東回り大王わさび農場線「大王わさび農場」下車

松本のグルメ

先に述べたように水が綺麗な松本(及びその周辺地域)はそれを活かした農作物の生産など食が良い地域でもあります。以下にいくつか松本で是非味わっていただきたいグルメとそれが食べられるお店をご紹介いたします。

信州そば

長野県、と聞いて大抵の方がこの存在を思い起こすのではないでしょうか。「信州の誇る信州そば」は、「東京で食べる信州そば」とは全く別物です。(もちろん、中にはそういったレベルと大差ないクオリティの店も存在はしているのですが。)
蕎麦の良さはなんといっても比較的低価格で美味しく満腹になれ、胃もたれなど存在しないことにある、と私は勝手に解釈しています。
その証左に、ざるそば大盛りまで550円で食べられる

小木曽製粉所

(https://www.ifsco-dining.com/brand/ogiso/  より)

なるチェーンも存在します。おぎそ、と読みます。これは丸亀製麺等に似たスタイルの注文形態を持ち、低価格をウリにしているお店ですが、だからといって粗悪品かというとそうでなく、しっかりと蕎麦の香りを感じられのどごしも良い蕎麦をいただくことができます。多様なメニューが存在し、特に揚げ物においてはちくわはもちろんのこと山賊焼き(後述)までも取り揃えているため、正直これは小木曽で2つ食べたカウントにしてもいいんじゃないでしょうか(いや多分もっと美味しい山賊焼きあるよ!!!)松本市街地には、駅前店(駅お城口下りてすぐ右の小規模店舗街にある。立ち食い)と、イオンモール店(フードコート内)の2つがあります。その他にも、

こばやし

という比較的高級なお店も存在します。
これは先ほど紹介した四柱神社のすぐそば、むかって左側にあるお店です。松本界隈の信州そばでも比較的格式高く、暖簾をじっと守り続けてきた由緒正しいお店です。
こちらでは上品めなお蕎麦がいただけますが、その分蕎麦の香りを前面に押し出す、という感じではないため強い蕎麦(なにそれ?)を味わいたい方には少し向いていないかもしれません。ただしサービスももちろん一級品ですし味は間違いないですよ。

いやいや、ちょっとくらい遠くても車に乗るよ!俺は蕎麦が食べたいんだ!!!という蕎麦フリークにはうってつけの場所があります。それは

唐沢そば集落
です。集落とは?(定義の問題でなく)となりますが、これは蕎麦屋が8軒も軒を連ねていることに由来します。正直、私は車で30分ほどの移動が我慢できるのであればここに行くべきと強く推奨します。もちろん個人の好みですから往復1時間かけたのにとがっかりされても知りませんが、いつ行っても県外ナンバーばかり見ますからやはり蕎麦好きには知られたスポットなのでしょう。特に私が好きなのがそば幸か根橋屋…………うーんほんとは全部食べ歩きしてほしい!!!!!


山賊焼き

(https://www.sanzokun.jp/member/856 より)

なんですかそれは、と初見で全く文字から想像できないのがこの山賊焼き。
言ってしまえばただ鶏肉の1枚を揚げたもの、であって全く「焼き」ではないのですが、これはかつて油が貴重なため"揚げ焼き"をしていたことにある、とされています。そんな山賊焼きは松本、そしてその
南隣塩尻市のソウルフードです。
鶏ももの1枚肉を、ニンニクやタマネギを効かせた醤油タレに漬け込み片栗粉を纏わせて揚げたこの料理は言うまでもなく白米にベストマッチ。
なんだ、唐揚げじゃないか。……残念ながらだいたいおっしゃる通り。ですが、やはり大判の1枚肉は全く違う。
ということで、名店も数多く存在します。今回はそこから2つだけピックアップ(山賊焼きについてはあんまり私が色んな店を回ることをしていないので)

からあげセンター

(https://www.sanzokun.jp/member/856 より)

からあげセンターは2020年代の山賊焼きシーン(無い)を語るうえで欠かせないまさに名店。
帰省時には私も毎回のように通うほど松本市民にはおなじみのお店。
松本駅駅ビル内にある、という素晴らしいアクセスの良さ。ただし遅くまでやっているわけではないのが玉に瑕。遅くまでやっている駅前営業所は小木曽製粉所と同じ並びにあります。そちらは立ち食いスタイルでどちらかというと飲みたい人向けかも。

・アクセス
松本駅ビル4F(改札は3F。改札出て右、スターバックスの横に上りエスカレーターあり)

・営業時間
松本からあげセンター(駅ビルの方):11:00〜22:00、不定休
からあげセンター駅前営業所:12:00〜23:00、不定休

元祖山賊

(https://gansosanzoku.com/ より)

これぞ元祖。塩尻市の中心塩尻駅から徒歩5分ほどに存在するこのお店は、山賊焼きの元祖とされており、実際店の前にはそれを示す石碑があります。
蕎麦と違い山賊焼きは比較的明確な違いを産み出すのが難しいところはありますが、それでも山賊の山賊焼きは別です。元祖らしい骨付き(今の主流は骨なし。からセンも骨なし。)の山賊焼きにガブリ喰らい付けばもう忘れられない。

・アクセス
JR塩尻駅徒歩5分

・営業時間
17:00〜23:00、水曜定休

他にも信州グルメといえば

馬刺し

(https://icotto.jp/presses/11036 より)

馬刺しは特にどこのお店が、というのはないですが、たいていの大衆居酒屋で提供されているイメージです。
ただ、その中でも新三よしは90品目ほどの馬肉料理がいただける専門店として知られています。
特にチェーンでないお蕎麦屋さんでは昼からいただけるところもあります。ジビエ系ということで少し高価かもしれませんが是非。

羊肉
東京ではなかなか食べられるものではありませんがジンギスカン(マトン・ラム)は長野県では比較的盛んに食べられており、専門店があるのは当然のこと町の精肉店のようなところでも扱っているところがあります。
馬肉よりも(焼かなければいけないという提供ハードルのため)遭遇率は低いですが松本駅前でもいくつか食べられるお店はありますから興味がおありの方は足を運んでみてください。

松本エリア、いくつかぜひ足を運んでいただきたい飲食店が存在します。

丸幸

(https://twitter.com/Masukudo7 より)


松本駅お城口から徒歩3分。好立地に位置するこの中華料理店は、店主が信州プロレスの「マスクド☆丸幸」であることでも知られています。いろいろな料理やお酒が楽しめる宴会向きのお店です。

・アクセス
松本駅徒歩3分

・営業時間
17:00〜23:00、不定休

風林火山

正直!!!!教えたくないです!!!!!!だからやっぱやめます!!!!!!!っていうと書いた意味が無いので仕方なく書きますが、風林火山は松本駅お城口から徒歩1分と最高立地にある居酒屋です。
かつては時期によっては「大衆居酒屋なのに予約しないと全く入れない」という奇妙な現象が起こっていた店ですが、現在は予約を廃止し2時間制の先着順入店で対応しています。
山賊焼きはもちろん、さまざまな地元の幸・地元の酒を堪能できる最高のお店です。

・アクセス
松本駅徒歩1分

・営業時間
平日 17:00〜23:00
土日祝16:00〜23:00
月曜定休

温泉地

松本はその山がちな地形から温泉の豊富な地としても知られています。
大きく分けて3箇所の温泉地が存在し、その泉質も雰囲気も立地も様々。1つずつご紹介していきます。
もちろん松本駅前にビジネスホテルなんかも多数ありますが、せっかく温泉の豊富な地に来たんだから。
あ、まだホテル決まってないんだった!という方、あるいはこの遠征で松本が気に入って再訪しようとしている方の一助になれば幸いです。

浅間温泉

Googleストリートビューより

浅間温泉はいちばん松本市街から近く、北東部にあります。北東部で、おやっ?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、その通りでキッセイ文化ホールのすぐ近く(ギリ徒歩圏)なのです。泉質は無色透明のアルカリ性単純温泉、お肌がツルツルになるいわゆる「美人の湯」です。
お宿もいくらかございますから是非滞在の選択肢としても!

・アクセス
車:松本ICから20分ほど
徒歩:松本駅から約1時間(キッセイ文化ホールから10分)
バス:松本駅お城口・松本バスターミナルから
浅間線・信大横田循環線で約20分「浅間温泉入口」「中浅間」「浅間温泉文化センター」下車

美ヶ原温泉

美ヶ原温泉を代表する宿・(https://www.hotel-shoho.jp/hotspring/ より)

え、美ヶ原ってアクセス難しいんじゃないの?と思われたかもしれませんが、美ヶ原温泉自体はそれよりも近くにあって、松本市街地の東に存在します。ちゃんとバスも本数が確保されているのでアクセスがしやすいところも強みです。神経痛・動脈硬化症などに効ありとされています。

・アクセス
車:松本ICから20分
バス:松本バスターミナルから美ヶ原温泉線「翔峰前」「美ヶ原温泉」下車

白骨温泉

(https://www.go-nagano.net/theme/id=20868 より)

はっこつですか?いいえ、しらほねです。その真っ白な湯があまりにも有名で、通常の白い温泉は強酸性であることが多いのですがこの白骨温泉は炭酸成分を多分に含みなめらかな質感を持つ弱酸性のお湯です。ビオレと一緒ですね!!!
アクセス自体そこまで良いわけではないので今回の遠征には不向きかもしれませんが、ぜひ頭の片隅に置いておいていただきたい温泉です。

・アクセス
車:松本ICから1時間程度(ただし上高地のところでもお伝えした難所があるため不向き)
公共交通機関:松本駅7番線からアルピコ交通上高地線、終点「新島々」下車、駅前バスターミナルにて新島々~乗鞍高原線に乗り換え、さわんどバスターミナルでさわんど~白骨温泉線に乗り換え「白骨温泉」「泡の湯」で下車

待て待て、浅間はいいとして全部遠いじゃないか!!しかも遠征費にポトレに、宿には金かけてらんねえよ!市街地になんか銭湯みたいなもんはないのか!!!という方、もちろんあるに決まってるじゃないですか!!いくつかご紹介しますね!
先にお伝えしておきますが長野県では条例によりタオルは貸し出しでなく販売という形です。

瑞祥

(https://twitter.com/Zuisho_matsu  より)

瑞祥(ずいしょう)は松本駅の東側、なぎさライフサイトという商業施設の集まるところの一角に存在します。
お湯は本館のある戸倉上山田温泉より直送の天然温泉。露天風呂もあり、じっくり楽しめるほか、お食事やエステなどもあるなど何時間もついつい過ごしてしまうような場所です。

・入浴料金:おとな750円
タオルセット300円
ボディーソープ・シャンプーは洗い場に完備

・アクセス
車:松本駅から5分(松本ICから5分)
バス:松本・島内線「なぎさライフサイト」下車
電車:松本駅7番線から上高地線「渚」下車徒歩10分

塩井乃湯

(http://www.mcci.or.jp/www/sioinoyu/  より。
https://visitmatsumoto.com/spot/shioi-no-yu/  も要参照。)

松本の銭湯を語るうえで塩井乃湯は全く外すことのできない存在です。松本城からほど近いところに位置するこの銭湯の歴史は古く、源泉の発見は明治時代。大正になって周辺住民の要望で銭湯として歩み始めました。現在も建物は当時のままの姿を残しています。
歴史を感じつつ、しっかり温まれる松本で古くから親しまれた温泉です。

・入浴料金:おとな440円
タオル200円、シャンプー・リンス100円

・アクセス
徒歩:松本駅から10分、松本城から5分弱
バス:松本駅お城口からタウンスニーカー北コース「丸の内」下車徒歩5分

お土産

さて、すべてが終わったら立ち寄らなければいけないのがお土産屋さん。もちろん松本にも何軒かあります。

松本のおみやげや

ここに行けばたいていの土産品はそろいます。
地元を代表する品々はたいていそろいます。
酒類や漬物、あるいは特産品の蕎麦、あるいはりんごやぶどう特にシャインマスカットを利用したお菓子、憎き長野市の中で唯一認めざるを得ないほどの八幡屋磯五郎の七味缶……枚挙に暇がありませんがこれだけは買うべきというお菓子を紹介させてください!

りんご乙女

(https://www.matsuzawa.gr.jp/ringootome より)

これだけは何があっても買ってください。這いつくばってでも買ってください。何があろうが買ってください。絶対に買ってください。美味しいので。りんごが好きなら間違いなく美味しいので。絶対に。買って。ください。
何箱買ったとしても「うわ、もうちょっと買っておけばよかったな……」となります。私がそうです。ぜひ。是非。というか買え。絶対に買え。美味しくなかったら腹切って詫びます。

・アクセス
MIDORI店:松本駅・駅ビル「MIDORI」地下1階
アルピコプラザ店:アルピコプラザ地下1階(松本駅徒歩1分)

おみやげ処 門

松本駅前にはまだまだお土産屋さんはあります。ここは松本駅お城口目の前で、まず目に飛び込んでくるためふらっと立ち寄る方も多いはず。ここは比較的面積は狭いですが、数多くのお土産物が並びます。

・アクセス
松本駅お城口正面

信州土産処たかぎ

こちらのお店は松本城からすぐ南にあるお店で、食品系というよりかは民芸品を数多く置いている印象です。
松本地区の名産品、松本手まりを是非お手元にご帰宅ください。

・アクセス
徒歩:松本駅より10分(松本城より2分)
バス:松本駅お城口よりタウンスニーカー北コース「丸の内」下車徒歩1分、タウンスニーカー東コース「松本市立博物館」下車徒歩2分、等


以上長くなりましたが松本市の軽~い観光案内でした!このnoteでご紹介した地点はすべてGoogle マイマップにてまとめてありますのでご参考になさってください。

https://www.google.com/maps/d/u/0/edit?mid=1ftBvSDIs6NSvijka9EZzlaHsuVaU0p0&usp=sharing

もちろんすべて回りきれるわけがないのは重々承知なので、もし松本市に魅力を感じていただけましたら何回か訪問していただけると非常にありがたいです!!!何か質問等ありましたらX(Twitter)のDMなりなんなりでお問い合わせいただければと思います!


それでは最後に辰巳リカ凱旋興行大成功を祈って……長い間お付き合いいただきありがとうございました!

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