26歳女ひとりオーストラリア旅③
まずは ① ② からお読みください⭐︎
同じ部屋の中国人の女の子は名前の読み方がわからなかったが「スシ」と呼んでと言われたので、なぜかスシと呼んだ。
2人で朝食を済ませて手を繋いで(なぜ?笑)バス乗り場へバイロンベイという場所でスカイダイビングを予約していた。
到着し英語のみで書かれた承諾書、もし死んでもこちらは責任を負いませんという内容のものに目を通しサインをした。しかし英語がわからない私は承諾書の内容は一切理解していない。そしてスタッフがこの後の流れや注意事項を説明してくれた。
全部英語で。
15分くらい説明してくれていた。いやいや全くわからん。。。
とりあえずヘリコプターに乗り込んだ。もちろん1人で飛ぶのではなくスタッフが一緒に撮影しながら飛んでくれる。ヘリコプターもはじめてだった。結構揺れた。私は高いところが好きなのでこの広大な景色を眺めて興奮していた。
ある地点までいくと「スリー・ツー・ワン・ゴー!!」と叫んで最初に飛ぶ方がヘリから飛び出した。
こんな急にいくのか。
ビビっていたらすぐに自分の番がきた。
「スリー・ツー・ワン・ゴー!!」の掛け声と共にヘリの外へ。
思っていたのと全然違う。
めっちゃ痛い。耳がちぎれたのかと思うほど痛い。
寒さのせいだ。風が強く前が見えない。
気持ちよくないやーん!!!
飛んでいる間、終始カメラでスタッフは私の顔面を撮影してくれていた。
テンションが上がってオプションで動画撮影もつけてしまった。確か2万くらいした。
誰がこの必死の顔面に2万払うのか。寒くて鼻水もでていたと思う。映像オプションはいらなかったなとか考えていたら、一気にパラシュートが開いた。飛んでいる時間は5分もなかったような気がする。それくらい一瞬で地上へ。
地上に降り立ち、スシとハグした。スシも初めてのスカイダイビングを楽しんだようだ。
それから毎日スシと過ごした。
コアラの抱っこ写真も撮りに行った。誕生日プレゼントにと写真の代金をスシが支払ってくれた。ビーチには毎日。会話はほとんどしていないが友達だった。夜ご飯も一緒に作って食べた。
宿泊しているドミドリーで一緒の部屋の車を持っている日本人の男の子2人組にもお世話になり遠出してハイキングにいったりスポーツを楽しんだりとあっという間に帰国日となった。
全く英語が話せなくても、海外旅行はできる。
外国人の友達はできる。とても有意義で素敵な時間だった。
経験は人を豊かにする。はじめてだらけの海外ひとり旅は一生の思い出となりその出来事を思い出すといつも私は胸が熱くなる。
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