映画すみっコぐらしを見てきました

ネタバレ盛大に含むので映画「すみっコぐらし~とびだす絵本とひみつのコ~」をすでに見た方推奨です。

基本ひよこ?にスポットおいてます。


あの、すみっコぐらしが巨大スクリーンで動くぞー!ひゃっほーい!

え、なになに?新キャラも出るの??ひよこ??

いやこれ絶対醜いアヒルの子でしょ!おこちゃまたちには申し訳ないけど大人になるとこういうのは想像ついてしまうよね……え、なになに?ぬいでるの???買う買う!え、ショップ限定!?わかった、こっち(愛知)のショップは絶望的な気がするから遊戯王であっち(関東)行った時に東京駅で連れ帰ってくればいいんだな!ぬおぉぉぉぉ幕張を超えるここ一番の込み具合!子供に押しつぶされる(笑)無事ひよこ?ぬいゲットー!可愛い!!ペンギンにそっくりな口もこの丸っこいボディも毛並みもあんよも最高…可愛い…

と、前座が長くなり大変申し訳ありません。

何が言いたいかって、私にとって映画前のひよこ?くんはきっと醜いアヒルの子でとても可愛い新キャラクターという認識でした。


行ってきました、公開初日の仕事帰り!夜とはいえまだ子供も入れる時間なので大人のお友達と子供を連れたお母さんとって感じの客層でした。

映画が始まって、ひよこ?くんの登場。
え、待ってなんで君ビリビリしてるの???本、劣化で傷んでるとか???え?これ、消えちゃったりしないよね??
冒頭一抹の不安。

みんなの自己紹介。めっちゃ可愛い…アームくん、そうやって動くんだw
事前から紹介されてたシーンの「きゅうりましましで!」は最高でした可愛い。
そしてみんなは吸い込まれて本の中へ…

可愛いけど、それぞれの話のオチを知っているのでここは少しのんびりパート。
みんなの掛け合いが可愛い…そこに新キャラひよこ?くんの登場。いやめちゃくちゃ可愛い…ペンギン?との掛け合いも可愛ければ単体も可愛い。 

一番最初に感動したのは、多くの人も言ってるけどしろくまが大切なふろしきをかけてあげるシーン。

えええしろくまめっちゃ優しいやん…あれ最初はおうちがわからなくなったひよこ?がかわいそうなのもあって優しくしてくれるのかな、て思ったけど単純に「凍えてる!あっためなきゃ!」て一心だったんだろな…

そして謎のシーン。ペンギン?が扉を開ける呪文をどうしても思い出せず「ひらけ~~~~きゅうり!」って言ってしまう。可愛い。いちいち可愛い…そのあとひよこ?の目にうっすらと「ゴマ」の文字が浮かぶ。

え?どゆこと??ひよこ?くんは本の住人だから呪文がわかったってこと???

シーンはどんどん進む。

ねこが穴を掘りすぎて全部のものがたりが混じっちゃった!てところ。あれは最高でした…ここまでくるのにお世話になったきつね、おおかみ、おにもやってきてみんなでわいわい。ひよこ?もすみっコの間に入れてもらえて嬉しそう。可愛い……ほっこりがずぎる。でも仲良くなれば仲良くなるほど今後の展開が不安になる…

その夜、光に吸い込まれて元の世界に戻っていくオバケくん。

と、冒頭のように霞むひよこ?の姿。

いや、いやいや??これ、はさ…子供向け作品だよね??そんなまさかひよこ?が最後いなくなるなんてことはないよね??

不安でたまらない。


そして『みにくいあひるのこ』という作品について思い出すペンギン?。

やっぱり白鳥じゃん!

忘れる不安。

そして白鳥たちの方へ寄っていくひよこ?。

白鳥たちに受け入れてもらえて「やったー!おうちが見つかったね!!めでたしめでたし!!あの冒頭で霞んでたシーンはやっぱり本が傷んでたから『みにくいあひるのこ』のページがすぐにみつからなかったんじゃ?!」

という推測をしてるあいだに…トンカツが何やらスイッチを踏むと放出された”本物のみにくいあひるのこ”

この後の描写が本当にお見事で……

ひよこ?のショックの大きさを表すのにうま過ぎる表現方法。

白い空間で再び霞むひよこ?。

え…そうしたらこのこなにものなの???

からの、たねあかし。からの「いっしょにくる?」

やぁ、でも本のらくがきがすみっコの世界っていけるものなのかな…いやでもこういってるんだしこれ子供向け作品だsh

何度も「この作品は子供向け」と自分に言い聞かせました。

みんなでおそろいのお花をつけて嬉しそうなひよこ?を見てもうまさに気分はジェットコースター。

そして光の輪が現れてもとの世界に帰ろうとするみんな。パーツをつみあげてくみんなが可愛すぎたんだけどもう気分はそれどころじゃない。不安と不安と期待でジェットコースターのてっぺんまでまたのぼらされてる。なんなら安全ベルト閉め忘れたんじゃないのか、てレベルで怖い。

足場が完成して、ひよこ?がてっぺんに。

光の輪をつつくと、見えない壁が現れる。

「あ…これやっぱりあかんやつやん……」

じわじわと涙腺決壊。すみっコたちの世界にいけないことを一番最初に気づいてしまって、1度だけでなく2度も絶望させられたのに…

みんなを引き留めることもしなくて送り出す、いつの間にか足場から降りて下にいたひよこ?に大号泣。えええそんなのってないよ……

崩れる足場を小さな体で一生懸命支えようとして…たのむ、これ以上私の涙腺を決壊させないでくれ…と半分涙でスクリーン見えてない。

ひよこ?がすみっコたちの世界にいけないって言えなかったのは本当にすみっコのことが大好きだったんだなと。

それい気が付いたのがペンギン?だけっていうのもよかった。


からのエンディング。

すごく心温まる話でひよこ?も本のみんなと仲良くなれたしよかったねーといいたいところなんだけど、あのこの味わされた絶望がなかったことになるわけじゃないし、二番目のハッピーエンドだと思ってる。

なんで、本の中から出してあげられなかったのか?神様どうにかしてあげてよ!!て気分がすごい。

でも、ある意味だからこそ子供向けでもあるんだよな…誰かのかいたらくがきは、3次元には出てこれない…当たり前なんだけど実にシュールで現実主義。


もう一回見たいけど少しでも湖からのシーン思い出しただけで涙出てくるからもう一回行けないな……DVD出るまで待とう💦


あのあとツイッターですみっコは作者の方のらくがきからできたキャラクターだって記事をみたんだけど、ひよこ?てそのオマージュなのかな

という疑問。