【明石市長選】雑感“予想外の大圧勝・大惨敗”
私は丸谷さんに1票投じた。
しかし、フタを開けてみれば“ゼロ打ち”までは予想できても、あそこまでの大差は予想外だった。
それぞれの候補者についての雑感をつらつらと…
【当選】丸谷聡子(77,017票)
市議を2期務め、3期目の準備をしていたところに届いたオファー。継承するところは継承しても「私は違う」というところをしっかり出せるか注目していた。
選挙期間前から泉市長がほぼつきっきりでアピール、それがマイナスにならないか非常に不安なほどだった。
「継承するところは継承しても、私はやり方が違う」この言葉に共感して票を投じた人も多いだろう。市議の経験から、これまで反泉系の議員が事あるごとに持ち出してきた「二元代表制」云々の話は心配するに及ばない。
タウンミーティングの毎月開催を公約にしているので、まずはそれを早期に実現することを期待したい。
【次点】林健太(36,944票)
今でも思う、市長選出馬は彼の本意だったのか。
泉市長の後継が出るかなり前に擁立は決めたものの、意に沿ったのか?親分である西村康稔の思惑で担ぎ出されただけではなかったか?
最後の最後まで本人本位で彼自身の選挙を戦えたのだろうか。駅前で何度も見かけた彼の姿には、どことなく空しさというか不本意めいたものを感じ、最後までそれが拭い去られることはなかった。
親分の思惑や「影響力の維持」のためにパシリに使われたとの見方も、私は間違いではないと思う。事実として、県議選で松本隆弘がまさかの惨敗で落選したことも影響し、親分が何度も現地に入っても大勢に全く影響がなかった。
市議選に出ていれば、間違いなく上位当選だっだろう。この4年でいろいろ見つめ直して、また市議選に出てきてほしい。
しかし、4年前の出直し選挙の北口より8,000ほど上回っていることだけは、誇っていいと思う。
【落選】中川暢三(4,995票)
論外。
首長選挙ではお馴染みの顔、もはや“立候補マニア”とさえいわれている存在だが、今回は勝敗云々以前に全く用事がなかった。
そもそも、4年前の出直し選挙では真っ先に出馬を表明したものの「北口さんに託す」と早々に撤退、もといケツを割った“前科”を覚えている人なら、立候補したことすらふざけてんのか?と思っているだろう。
「明石市民vs自民公明」「泉vs西村の代理戦争」などと言われてきたが、自公サイドには最終的に維新までくっついてきた。しかし、出口調査でのそれぞれの党の支持者の投票行動を見れば、かなり丸谷支持に流れており、その政党丸出しの選挙戦は全く通用しなかったことが分かる。
今回はこういう選挙結果となったが、大事なのはこれから4年間。
改選のときに改めて「この人にお願いしたい」と丸谷さんが言われる存在になっていることを切に願う。