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【明石市議選】中西レオ“捲土重来”

 明石市議選が定数30に対して立候補者43名という激戦混戦だ。玉石混交、粗製乱造の党もあり、乱立とも思えるが、個性の強い新人もいてなかなか面白い顔ぶれだ。

明石市議選立候補者
ポスター掲示板

候補予定者多数で4段組みになったポスター掲示板。その一番下の段の右から2人目、42番に捲土重来を期す男の顔がある。候補者唯一の「元職」中西レオだ。
2007年から市議3期、前回は県議選に転じたが次点に泣き、4年の“浪人生活”を経ての再挑戦だ。

中西レオは届け出順42番
ポスター位置はほぼ膝の位置
植え込みやガードレールで隠れてしまう
(画像は加工しています)

 初挑戦のときに見た彼は、若さを打ち出す候補者にありがちな、スピーカーのボリュームを上げに上げて、怒鳴るようにしゃべる「猪突猛進型」のイメージが全くなく、それに驚いた。
落ち着き払い、視野が広く、俯瞰で情勢を見ているように思えたので、これなら期待できると考えて票を投じた。

 市議としてのスタンスはとにかく明確で、議案賛否の基準は「それが市民のプラスかどうか」。時に議案に反対して全会一致を崩すこともあったが、たとえ少数でも予定調和を迎合したり“空気に流される”ことなく意思を貫ける存在。今思えば、そのスタンスは泉市長と足並みが揃っていたが、合わせたのではなくお互いが同じスタンスだっただけ。

 無党派無所属でいたが、4年前の県議選は立憲民主党公認で出馬。そのとき彼のブログに「党公認で出るの?」とコメントしたら「公認で見えることもあります」と明確なリプライ。納得しがたい面もあったが、党公認を取った程度では彼への信用は揺るがないので票を投じたが、泉市長を支持する向きの思わぬ「ネガティブキャンペーン」もあって票が伸びきらなかった。前述したスタンスなことがかえって「反泉」「市長のマネ」というレッテルを貼られてしまっていたのだろう。

そのことを以前彼に聞いたら「市長のファンの勢いって凄いです」と苦笑い。しかし、彼は反泉市政でもなんでもなく、意見を言うべきところはちゃんと言ってきただけにすぎないのだ。そこを市長ファンが読み間違えていなければ…といまだに思っている。

4年間の“浪人”生活でも、機会あるごとに駅前に立ち、概ね月刊の政治活動レポート「レオナンデス通信」も続け、市内のあらゆる場所から思いや悩み、不満を吸収して、またひとつ大きくなって今回の市議選に帰ってきた。

今回は「産業振興」「人材育成」「安全対策」を軸に選挙戦を戦う。折しも明石市の教員不足が新聞報道されるというタイミングで、今日取材?話を聞いたときには担任制度のアレンジや臨時教員の確保体制など、現実的かつ画期的な腹案があるとのこと。

落選という政治家の「底」を見てきたからこそ、彼にはやれることがある。いわばホームグラウンドの市議会へ彼を送るべく、今日の特集を組んでみました。

情勢分析は厳しい見方をしていたが、旧態依然の党利党略が全てみたいな議会よりは、個性満点の人が市議になった方が議会の盛り上がりも緊張感も高まっていい。
 彼の不在で前回の市議選で票を投じた宮坂ゆうた候補とともに「選挙のとき以外にもちゃんと顔の視える人」「しっかり働ける人」を市議会へ送りたい。選挙のときにしか顔を見ない、声を聞かないような人よりも、市民のために働いてくれるのは間違いない。

4月23日の深夜、中西レオを再び議会棟へ招き入れる一報が届くことを期待する。

ご武運を!


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