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【県議選・明石市】「ステルス維新vs泣きつき維新」の醜い争い

私の肌感覚や過去の結果から情勢予測をするならば、2011年の無投票を除いて明石市は自民2、公明1ともうひとりという議席配分になり、今回も同じ構図になりそう。

いわば、残り1枠を無所属、維新、明石市民の会、共産で争う状況だが、実際は共産以外の3氏で争うものとみられる。

注目すべきは「維新vs維新」の潰し合いがどうなるか。

森かつこ候補(維新から公認推薦却下)

 4年前は維新公認で明石市議に当選してほぼ1期務めた(立候補と同時に失職)森かつこ候補。
 兵庫県知事選でのパワハラを告発、結果として揉み消し潰される形となり、その後迷走がち。会派はいつの間にか維新の会から「森と泉の会」となり、駅頭の朝立ちも泉市政にかなり寄せてきた幟を立てていた。
 森候補のTwitterによると、立候補にあたって公認申請はしたものの、ご丁寧に内容証明で「公認も推薦もしない」と返ってきたそうだ。
県知事選でのパワハラ問題は、彼女の公約ともいえる「パワハラ防止条例」に現れていると見るのがまともなところだろう。

岸口みのる候補(維新公認)

 一方、公認で立候補しているのは岸口みのる候補。
当選4回、前回「DV不出馬」で空いた維新から出て返り咲いた。これは、泉市長ファンが次点の候補に対してネガティブキャンペーンを展開したことも要因として挙げられる。
 彼の詳しい経歴はこちらを見ていただくこととしよう。

 経歴に何も記載がなく明石出身ではないようで、神戸で市議に落選したあと、いわば民主党公認の落下傘で来て相当経つが、選挙のとき以外に顔を見たことは一度もない。

 先日、彼に話を聞いたのは前述の通りだが、そのときに出てきたのが「森候補は居住実績がない」こと。
 でも、考えてみればその答えって“自爆”ではないだろうか。
 維新は「居住実績がない候補者を公認していた」わけで、政党として「身体検査」が全くで来ていないことや、意図的な情報操作だったことを露呈しているのだ。

 前々回の維新公認の県議は家庭内事情により再選不出馬、市議選で森候補とともに当選したもうひとりの維新公認の市議は保険料の未納が原因で辞職を余儀なくされるなど、維新は明石市とあまり相性がよくない。

 岸口候補が当選すれば当然維新の会派に入るが、森候補が当選した場合、維新は「“何事もなかったかのように”公認に切り替える」のは明らか。
つまり、 どちらが当選しても維新にマイナスはないことになる。

 維新の会といえば、その問題の県知事選で当選した齋藤元彦(維新推薦)が公職選挙法違反(買収)で刑事告発されるなど、あちこちでとにかく不祥事が多い。
 できることなら、どちらかでなく「どちらも落とす」ことが有権者に求められている。共倒れこそ理想形と感じるのは私だけではないはずだ。

 ちなみに私は、維新でない頃の岸口候補に投票してきたことをここで公表します。
 前回は…維新から出たので即刻対象外で次点の候補に投票しました。

とにかく、投票に行きましょう。
ただし「岸口」「森」とは書かないでね。

「だったら、誰がいいんだよ?」という方、もうひとりの議席を争う候補者がいますよね。
 当然その候補にも○の部分も✕の部分もありますから、それはまた次か、次の次で。

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