青のルーツ
2018年の夏まで俺は好きな色が元々定まってないことが少しコンプレックスだった。
趣味もないし部活も適当な自分がダサかった。好きな物や思想がしっかりと定まっていてその自分だけの物差しで色々なものを判断する人こそ目指すべき人物像と考える俺にとっては没個性的な状態が苦痛だった。
かっこいい人に近づきたくて音楽を初めてから少しずつ分かってきたことは「周りの人達に認知してもらうことで初めて俺は俺個人として生きていられる」ってことだった。具体的にいうと芯があって肉付けされていくんじゃなくて周りの人間が輪郭を切り絵みたいに作っていくイメージ。そんな中で友人であるイナムラルナちゃんが書いてくれたファンアートがある。
この子はかいぴょ子ちゃんって命名されてその時俺がTwitterにつらつら書き連ねてたかわいいと思う女の子像をひとつにまとめあげてくれた女の子のイラストなんだけどこれ書いてもらった時に色んな感情で溢れ返ったことを覚えてる。特に俺でもこんな素敵なイラストを書いてもらえることってあるんだ、という気持ちはこの時からずっと消えてない。こんなイラスト貰ったからにはもう引き返せない所まできちゃったみたい!とかも感じたな〜。
俺は普段から「海斗」と「kaipyopyopyo」の二面性があるんだよって言ってる。音楽を始めた時に芽生えたkaipyopyopyoっていうキャラクター(アカウントと言い替えてもいいかもしれない)は高校の時にお世話になって、そして憧れていた先輩の人物像を参考にしてる。
山中くんっていう人でみんなのことを引っ張りつつもちゃんと引き立てて、横暴だったとしても芯がある人だった。ちょっと狂ったミッキーマウスみたいで好きな人だった。その人は思想がしっかりと定まっていて俺にとって理想の人だった。山中くんはヨーロッパに研修に行くって言って帰らぬ人になったんだけど。いまでもみんなに愛されてる山中くんがいない座間は少し寂しい。
海斗は山中くんみたいなキャラクターであるkaipyopyopyoをずっと演じたいし演じてる間は海斗に出来ないことも出来る気がしてる。だからこそ今までの海斗にはなかった所謂キャラクター設定を色々定めたかったんだけどファンアートを頂いたことによって最初にテーマカラーが定まった。周りの人間からの見られ方とかイメージによって次第にkaipyopyopyoの輪郭が定まったという第一歩目があって、そしてやりたいことをやった結果周りにいる奴を仲間にしてどんどん楽しくてかっこいい方へ向かって行けたらいいなって思ってる。
青に執着する理由の説明おわり。文章書くの難しいな。俺に対して分かりやすい奴って感じる人はkaipyopyopyoを見すぎ。ミステリアスと感じる人は海斗を見すぎ。陰と陽、どっちも俺だよ!今後とも俺をよろしくね。