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ケアマネ業界から去る人

同じエリアに事務所があるケアマネ事業所から電話がありました。

「何件か担当を持ってもらえませんか?引き継ぎみたいな感じですが」

思わぬところからの担当依頼でしたが、余裕があるので「何件でも」とお答えしました。

よく知っている事業所でしたが、同じエリアのライバルです。嬉しい話ですが(なんでだろう?)と思いました。

後日改めて電話し、引き継ぎたいという担当者と直接話しました。

実務的な話を少ししたあと、(なんでだろう?)の理由を聴きました。

その方は退職して、介護とはまったく別な仕事をするとのこと。ケアマネを募集しても来ないし、同じ法人の中からケアマネになる人もいないので、私のところに話が来たとのことでした。

辞める人は以前からよく知っている人で、ケアマネ歴はそこそこですが、介護歴は長く、(自分もいつかはケアマネやってみたい)と言っていたことも知っていました。

担当をお願いしたい、という言葉に喜んだ私ですが、その人が介護の世界から離れると聞いて、すこし寂しい思いも持ちました。

ケアマネも高齢化して、今ある事業所も数年後も同じようにあるとは限らないですが、その人は50代の働き盛り。ここから新しい仕事を始めるのは大変なことだと私も実体験で知っています。

これから引き継ぎが始まり、ちょくちょく会うことになりますが、「一緒に頑張っていきましょう、何かあれば協力するよ」と伝えたいと思います。

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