自分も兼業する立場になった
私の父は公務員でした。母も働いていましたので、俗にいう2馬力。経済に窮したことはなかったと思います。
私は介護職、そしてケアマネジャー。民間ですので給料はたかが知れています。子供も4人おりますので、自分がしてもらっていたようなことを子供たちにはさせてやれなかったなあ、と振り返ることがあります。
いくつかの職場を転々としましたが、どの職場にも「家が農業」、社会科の勉強では兼業農家といいましたが、そういう人は必ずいました。
介護の仕事をしながら、農業の収入もある。そういう人をうらやましがっていたことがあります。
経済的にめぐまれているから、出世なんか、あまり考えなくても良いんだろうな、自分には介護しかない、頑張らないと、と思っていた時期があります。
いま、私は副業ができる技術を手に入れて、がんばればがんばるだけ収入がふえる仕組みをつくっている最中ですが、兼業するってけっこう大変だったりします。ゆっくり休みたいな、と思うことも少なくありません。思っていたより甘くありません。
ただ、勤め人としてのストレスはかなり減りました。出世欲も0です。以前は昇給して少しでも生活が楽になりたい!と思って悶々としたり、衝突したりしていました。
そのため、法人への不満や自分の将来への不安は常に抱えていました。
でも今は、法人に頼ることなく、自分の手で収入を増やすことに頑張れば良いんだと思っています。良いことも悪いこともすべて自分に帰ってくる。
そういう人生も悪くないものです。