尻もちをついてしまう原因は
たまにはケアマネの話題でも書こっかな。
私はサ高住の併設してる事業所で勤めてるんですが、いつからか、ほぼ毎日のように部屋で尻もちをついてナースコールを鳴らされるようになった方がいたんですよ。
幸いにも骨折されることはないのですが、いつそうなるか分からないし、ケアマネとしては尻もちをつく原因を突き止め、解決しないといけません。
車イスに移るときにブレーキをかけ忘れてしまったのかな、それとも靴下のまま移ろうとして滑ったのか…。
私が当直したある夜も、尻もちをつかれてコールがありました。ベッドと車イスの間に挟まれるように尻もちをついていて、ベッドから車いすに移る際にこけてしまったようでした。
何をしようとしてこけたのか聞いてみたら、洗面所を指さし、入れ歯を外そうとして、と言われました。よく見ると、洗面所へ行くのに2~3歩ほどの距離ですが、車イスで行けなくなっていて、その移動中にバランスを崩し…ということかもしれないな、と思いました。
そこで、ベッドの位置を変えて、車イスで洗面所まで行けるようにしました。
しかし、回数は減ったものの、尻もちをつかれることは収まりませんでした。
下肢筋力の低下は間違いなかったので、24時間対応の介護施設へ移らないとダメかな、と諦めかけていました。
これだけ動きが悪いと下肢はむくんできます。靴を履くのが難しいぐらいむくんでしまいました。
そこで、靴を新しくしたところ、それから尻もちはなくなりました、ビックリするぐらいに。
おそらく、ですが、靴を履かずに立ち上がろうとして滑ってこけていたのではないかと思います。
以前から靴を履くのが面倒くさい、とも言っておられましたので。
ただ、靴を買うのは全額ご本人負担なので、購入を勧めにくいものでした。買ったけど、尻もちが続いたら買った意味ないですもんね。
ご本人が希望されて良かったです。
もうしばらくは、住み慣れたサ高住で生活できそうです。
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