【映画】仮面ライダーOOO復活のコアメダルについて個人的な感想と意見と小話(※ネタバレ注意)
はじめまして、常朔(とこさく)です
今回が初めての記事作成となるので至らない点や読みにくい点はご了承ください
だけど、私は初めてでも残しておきたいほどにこの作品には感情が湧きましたので、つらつらと書きなぐっていきます
個人的な感想
この映画についての意見
こうであって欲しかったという強欲な小話
で書いていきます。もちろん映画は視聴済みかつオーズ本編と出演している映画なども前提に話していくのでしっかり見てくださいお願いします
1つ、個人的な感想
今回の映画を見て思った。あくまで、個人的な感想なのですが………
こうなって欲しくなかったけどなってしまったか
です
こう思うには過去の話をつらつらと書かないとなので、まずは映画を少しずつ紐解きます
始まりは本編の10年後の話。
割れたタカメダルに誰かが呼ぶ声が聞こえ、目が覚めるとそこはボロボロになった世界だった……
どういうことだろうか。グリードは全滅し、世界が壊される理由はもうないはず……だったが、目の前には見慣れた4体のグリードと途中からオーズのようなものが。
混乱に混乱を呼び、頭を抱えるしかないアンクと我々視聴勢。そこに颯爽と現れたのが我らがヒーロー、火野映司。
仲間がやられているのにも関わらず、感動の再会をやろうとしている主人公(←この時点でおかしいという演出)
この先はもう特に語ることは無いので流して、正体あらわしたねから
火野映司に取り憑いたグリード、名はゴーダ。
彼はどうやら古代のオーズにやられた所を乗っ取り命を助けたらしい。と思っていたが、まさかの既に死人状態で皆愕然。(恐らくこれはゴーダのブラフであり、正確には瀕死。何故なら後に意識を覚醒させるから)
そして、ゴーダは火野映司になる為にアンクに取引を持ち込む。苦渋の決断で条件を飲み、仲間もゴーダを火野映司の救命処置として、受け入れざるを得なかった。
裏ではヘマしたウヴァが逃げ帰り古代オーズに吸収、グリードは使えないと見限られたのか、他の三体も吸収し、さらなる力を得ていた。
さぁ…決戦。始まりました古代オーズVS火野映司(ゴーダ)とアンクコンビ。
戦況は……まぁ、劣勢。そりゃ、そうだ。世界欲しい欲望まみれのオーズが人造グリードが+されたところで変わらんし、あっちはもう既に4体取り込んでる。足しにもならん。
ついには変身解除まで追い込まれ、ピンチに!
ああ、オーズはここまで。ゴーダも古代オーズに吸収されてBADEND
かと、思いきや、まさかのアンクがゴーダを救出。自ら吸収されることで、古代オーズからメダルを奪う作戦だったようで、プトティラコンボを回収し、ゴーダに投げつける。
そして、やっぱり強かったプトティラコンボ。
さっきまで劣勢だったのが逆転し、古代オーズでさえ、ボッコボコのフルボッコだドン!
無事にラスボス倒せて、これでもう安心。
いやー、良かった良かった!
しかし、ゴーダは目の前を浮遊するコアメダル(欲望)の塊に目がくらみ、全て取り込んでしまう。
ラスボスに第2形態はつきものだが、憑き物がなるんじゃあない!
そんなことを胸に抱えたまま、始まる第2ラウンド。古代オーズ+ゴーダなんてそりゃ手も足も出ない。アンクは一方的にやられてしまうが、トドメの寸前で流石、主人公。火野映司が覚醒し、足止めをする。が、無念にも身体が必要なくなったゴーダは邪魔な火野映司を吐き出してしまう。
標的を火野映司に変えるが、間一髪でアンクは火野映司に取り憑き、事なきを得るも第二波が……。
ギリギリのところでバース新型が到着。何とか応戦するも、拮抗状態。そんな中、アンクは意識中の火野映司とコンタクトを取る。
Q.どうしてあんな事(身を投げ出し、子供を守る)をしたのか?
A.それがずっとやりたいことだったから
Q.じゃあ、どうして俺は生き返った
A.俺の願いが届いたからだと思う
ああ、なんて素晴らしい相棒想いで火野映司らしい答えだろう。つらい
そして、火野映司は最後の願いにアンクと戦いたいと願い、アンクはやり切れない想いを涙にしながらも、相棒の願いを叶えるため戦うことを決意する。それに応えるようにタジャドルコンボのメダルは変化を遂げ、エタニティタジャドルとなる。
圧倒的な絆の力の前にゴーダは為す術なく撃破され、刻々と映画終了に近づいていく。
奇跡の時間も終わり、アンクは意識が薄れる相棒を腕に抱える。
仲間も駆けつけるが、何も出来ない。
けれど、火野映司が助けた女の子は火野映司と同じ運命を辿らず、無事であった。
ああ、ようやく届かなかった手に手が届いた。
空っぽだった欲望が埋まった。
満足した火野映司は力尽き、アンクはそっと相棒の目を閉ざした。
Fin
終わりです。
えっ?続き?ないってよ。これで、本当に終わりだってさ。
ふざけんなぁ!!!ってなりましたか?
私はこの時エンディングで泣いてました。
長くなってしまいましたが、見出しにある感想を抱いた理由は、まず彼の、火野映司の人柄。
彼は自暴自棄が最も似合う主人公といえる程、身の危険を顧みず、他人を助けようとします。
仲間の伊達さんには思いっきり叱られてるんですよね…自分の命あって、他人を助けられるそれが医者だって…なのに映司くんはなら、俺は医者になれませんねって答えてるんです。そりゃ、目の前で命消えてるところ見たらそうなるかもしれないけど…。なので、女の子を庇って死んでしまったは正に火野映司という人物の生き様そのもの。間違ってないのである。
そして、もう1つあの感想を抱いた理由があります。
オーズにはバースの他にもう1人居ましたよね、未来に。そう、仮面ライダーアクアです
彼も未来のライダー、そしてコアメダルの使用者です。でも、あれ?未来なのにアクア居ないじゃん。
そう、まだ誕生していないのです。彼は40年後の存在なので
そして、仮面ライダーアクアこと、湊ミハルはオーズとは初対面でした。存在も知らなかった。
鴻上ファウンデーションと関わっているのであれば、あんなにも素晴らしい欲望を持った人間を知らないはずがないのに知らなかった。
ということは……もうその時には火野映司は亡くなっていたということになります。
そう、物語として矛盾が起きていないんです。
あー、なんてこった。マジかよ。
旅で行方知らずだとしても、後藤さんがいるはずなので、耳にできる可能性があるのに耳にしてない。あの映画に隠された伏線……だったのかもしれませんね
2つ、この映画についての意見
この映画メッタメタに叩かれまくっていますが、私としては良判定です。☆2.8ぐらいです
あ、もちろん2.8/5ですよ
それでも、良判定してしまうのは思い出補正なのかもしれません。
仮面ライダーのコンセプト的にはあの終わり方は間違いではないんですよね。
決して便利な力ではなく、毒を以て毒を制す
正義と悪が戦う激アツバトルものではなく、迫りくる敵に応戦するちょっとすごい力が主人公にはある人間ドラマもの
実際、BADENDに近いものとして、個人的に印象深いのはやはり、仮面ライダー剣です
世界を救う代わりに主人公は行方不明となり、喪失エンド……やばい、銀杏並木が見える。
それはさておき、実は剣はかなり好評なんです。ネタが多いからでしょ?それは一要素な過ぎません。ネタが強くても結局広げた風呂敷を畳めなかったら無責任ヒーローです。だっさい。(だからマジで全力全開してたあれよう終わらせたなと)
あれはBADENDでも、主人公は生きて、まだ何処かで戦っている。居なくなってもきっと、また会えるよねという希望を抱きたい終わり方になっているから美しく好評になっていると思っています。
では、オーズ映画の終わり方は?
主人公は死にました!
助かる方法?そんなものはない!というか手遅れじゃい!!
こんなんで納得出来るわけねぇんだよなぁ……まず、万人受けはしない。
というかこの映画、始まりも最悪で、気づきましたか?映画本編で主人公がちゃんと主人公の体と意識を持って戦っているのは振り返るあのワンカットのみです。
主人公活躍してないんですよ、ほぼ。
なんか女の子守れて満足したぜ…って言って希望の火が消失したんです。
火野映司の欲望はその程度じゃないんだが〜〜〜???地球丸ごと出てくるほどのでけぇ欲望だぞ、お前。火野映司がこんなところで力尽きるわけねぇだろ!
そう、この男はこの話において、絶対に死なせてはならない男に既になってしまっているのです。
なのに、死なせてしまった。
そりゃ、ね。不評の嵐になるよ
絶対この監督最初の数話と設定と最終回間際の話しか観てないぜ。ちゃんと勉強してきてください(HND風ボイス)
3つ、こうであって欲しかったという強欲な小話
ここからは個人的な私ならこうする的な話です。
正直映画は悪くありません。オーズの物語の終わり方としては間違ってはいませんが、それがファンにとって正解では無かった。ただ、それだけ。
物語創るのってやっぱり難しいね。小説家
そして、私個人として描く映画は、
『火野映司が亡くなった。というところまで流した後に、湊ミハルが助けにきて火野映司が助かるという世界にして欲しかった』
です。
つまり、終わり方が良くなかったと言いたいのです。
待て待て待て、湊ミハルは映画限定キャラクターだろ??出てこれるわけないって?
ははーん、さてはジオウに出てきたことをご存知ない?
そう、湊ミハルくん。実は仮面ライダー本編にで出てきちゃってるんです。ジオウパワーだろって言っても実は映画限定キャラクターは湊ミハルくんのみなんですよね(確か……)
だから、仮面ライダーオーズの枠にアクアが居ても何もおかしくないし、未来からやってこれることは映画で立証済み。むしろ、あのW×OOO×フォーゼの神映画を観てないファンはほぼいないと思うから全然ぶっ込んでも良かったのにな……私ならゲスト出演者で興奮するのと同じくらい興奮する。
そして、みんな生存してまた3人で手を繋いで新しくリニューアルしたクスクシエでパーティーした後に今度こそ火野映司とアンクの2人揃って旅に出るEND
これで良かったのにな……どうして、こうなったったんだろうな……神様は別の星でヒロインと頑張って生きてて、魔法使いはヒロイン亡くなってもその胸に希望を抱いて旅をしたのに。
てぇんさい物理学者なんて世界救って誰にも感謝されないけど相棒と頑張って生きていこうってしてるんだよ(スピンオフでみんな復活したのは流石に泣いた。ありがとうでもその心意気はどこへ)
コアメダルの怪物グリードが取り憑いて生きてられるんならオースキャナーでエタニティ読み込んでる時にアンクの火野映司に生きて欲しいという欲望が力になって蘇るでも全然OKだったよ?
欲望パワーすげぇもん何でも出来っから。
アンクって誰よりも命に渇望してたんだからさ……勿体ねぇな……思い出を新しい作品で汚されるこの感覚、バグだらけスペシャルでも味わった気がする。どうなってやがる……
4.おまけと感謝
ここまで読んでくれて本当にありがとうございました。
オーズ風に3つにしたかったけど、内容は3つなので許して欲しい。
正直、拙い文書だったかもしれない。けれど、それ程に私はこの作品に対して感情を持ったので、マスターロゴスのような寛大な心で許して欲しい。
念の為、私はちゃんとしたオーズファンです。
小さい頃、リアタイで見て感情がしんで、ようつべなどの再放送を3周した程です。
だって、キャストの皆様見た時もう懐かしさて泣いたもん。
これで痛い程知って欲しい。気軽にBADENDに手を出すなと。
作家になる人は特に胸に刻んでこの様な事にしないようにしよう!
えーっとでは、締めの最後に一言。
最後の最後の最終回で、主人公を死なせるな!!バカヤロウ!!!!
以上。
お疲れ様でした。
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