応援歌を流用してほしい

こんにちは。お久しぶりです。
渡辺久信監督代行にスイッチ後数ヶ月が経ち、新しい力の活躍が目立つようになりました。
特に、ファンからはプロスペクトとして期待される山村崇嘉選手はスタメンの常連となり、支配下登録を獲得した牧野翔矢選手や奥村光一選手も活躍する場面が見られてきました。
またトレードでは巨人から松原聖弥選手、ソフトバンクから野村大樹選手を獲得し、両選手ともに一軍で出場している姿が見受けられます。

しかし、そのような新戦力が活躍する中、私的には少し寂しいなと思う点も生まれてきます。それは応援歌です。
西武をはじめ多くのチームでは個人応援歌がない選手は汎用の応援歌が使用されます。西武には汎用Aと汎用Bの２つの汎用応援歌があり、個人応援歌がない選手はこの２つの応援歌が使用されています。
しかし、先ほど述べた山村選手、ましてや前所属で応援歌が設定されていた松原選手、野村大選手、昨年移籍してきた髙松選手や元山選手までも西武では汎用応援歌を使用しています。
このようなことが起こると、スタメンの応援歌が寂しくなることがしばしば。
ここて7月12日のスタメンオーダー及び各々の応援歌を見てみましょう。

スタメン9人中4人が汎用応援歌を使用。しかも日本人汎用に至っては3人中2人が前所属チームで応援歌があった選手ということもあり少々味気なさを感じます。

また、いきなりですがここで西武の汎用応援歌の歌詞を見てみましょう。

この歌詞を見る限り、これらは若手選手向けの応援歌のように思えます。
しかし、先程も挙げた松原選手は今年で30歳。また山野辺選手も個人応援歌はなく汎用を使っていますが今年で30歳となります。30歳の選手に向かって明らかに若手野手向けの応援歌を使うことに違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。

論点をまとめると
・既に主力クラス及び移籍前に応援歌が設定されていた選手に汎用曲は寂しい
・スタメンの応援歌が汎用で埋め尽くされる
・歌詞と選手のイメージが合っていない
という点から汎用応援歌の乱用はあまり良くないのではないかというのが私の感想です。

長い長い前置きはここら辺にして本題に入ろうと思います。
西武では2005年から06年にかけて応援歌が一新されました。それまでは黄金時代の応援歌を使い回したり歌詞を変えて流用したりするなどしていた所をほぼ全て新曲に一新し、個人応援歌が設定される選手も大きく増えました。
しかし、06年や応援歌一新以降は応援歌を流用することがほぼ無くなりました。個人応援歌として過去の曲が流用されたのはメヒア選手（カブレラ選手らの流用、後に新応援歌に変更）のみで他の選手には全て新応援歌を使用しています。

そこで、05年以前のように過去曲をただひたすらに使い回すのもどうかと思いますが、流石に味気ない汎用祭りになるくらいなら応援歌を流用してみないかというのが私の意見です。
応援歌を流用するだけならば新曲を作るよりも手間はかかりませんし、過去の名曲を復活させるという観点でもファンの支持率も高まるのではないでしょうか。

私は応援歌というものは選手にとってひとつの「誇り」なのではないかと考えています。勿論西武の汎用曲もかなりいい曲だと思いますが、やはりそれ相応の活躍をしている選手に汎用というのは見ている側も何かなと思ってしまうのです。
「その選手の誇りなら新曲を作るまで待ってもいいのではないか」と思う人もいると思います。確かに流用ではなく新曲ができるに越したことはないですが、年143試合、日本全国を飛び回る応援団に新曲を作る余裕などないのではないでしょうか。それならば一時的でも過去の曲を流用し、選手により一層活躍してもらえるようエールを送るのが良いのではないかと私は考えます。

ひとつ他球団の例を挙げると、昨年途中に巨人からロッテに移籍した石川慎吾選手は一時的に神戸拓海選手の応援歌を使用していました。「慎吾！慎吾！」と叫ぶ応援歌は他球団ファンからも人気を獲得し大きな話題を呼びました。
この成功例を参考にし、例えば山村選手に同じ背番号を背負った浅村栄斗選手の応援歌を流用したらかなりの人気を獲得できるのではないでしょうか。「叩き込め！」と叫ぶ応援歌は西武時代にかなり人気であった上、今の山村選手の活躍を見てかつての浅村選手の活躍と重ね合わせている人も多いと思います。この流用を望むファンもtwitter上では多々見らる上、明らかに西武では主力級の活躍をしている山村選手に汎用曲を使うのはあまりにも味気ないように感じます。こういった際に柔軟な対応を行い、より一層ファンの応援を盛り上げていくことも応援団の役割なのではないでしょうか。

勿論、現在の汎用応援歌や若獅子会に文句を言っているつもりも少しもありません。ただいちファンのどうでもいい願望を書いただけなのでその点はご理解の程よろしくお願いします。
実現する可能性は低いかもしれませんが、山村選手をはじめとした汎用曲を使用している選手に流用応援歌が採用されることを祈りつつ今回は結ばせていただきます。最後までありがとうございました。