【役所勤務の公務員】退職まであと【0日】
最後の3本
1本目【ようこそ セミリタイアへ】
とうとう12月11日の金曜日、最後の出勤が終わった。
これから有休消化に入るため、12月28日までは在籍しているけど、出勤はしない。
もう、労働のために目覚ましを使って起きることはないんだ。
嫌なこと、苦手なことをしなくていいんだ。
嫌いな人、苦手な人を関わらなくていいんだ。
夢のようで、まだ実感が湧かないけど、労働が終わった。
そして、これからセミリタイアが始まる。
よろしくね、セミリタイアさん。
2本目【勘違いがウケル】
金曜日の17時半ぐらいに課の人の前で、一言どうぞって運びになった。
どうせやるんだろうなって思って、前もって用意してたけど、その場では感極まって泣いてしまった。
でも、これは名残おしいとか、いままでの色々なことを思い出して泣いた。のでない。
あの涙は、やっと、やっと終わるんだ。これからセミリタイアなんだ。この糞労働から解放されるんだという、安堵と開放感と興奮の嬉し涙。
でも、周りの人たちは前者の方だと思っていやがる。
ははは、馬鹿め。
もちろん、尊敬してた上司や連絡先知らないけど仲がよかった人に会えなくなるのは悲しい。
でもそれ以上に、この退職を切望していて、それを達成できた。その昂ぶりに決まっているだろう。
ボケが。そのまま勘違いしてろ。
3本目【念願の寿司を食う】
退職の日に絶対行くぞと決めていた、今までの人生で一番上手いと思っている寿司屋にちゃんと行けた。
さすが、期待に応えてくれる。めちゃくそ旨かった。
せっかくだからと寿司は特上を注文。
貝、いくら、ウニは、嫌いでいつも食べないけど、この寿司屋ならと思って食べてみた。
ウニってこんな旨いんだなぁ。
貝もイクラもなんとか食べれた。ここでなら食べれる。
けど、やっぱり苦手だなぁ。
でも、高いけどうまい店でハイレベルなもの味わうって多幸感だなぁ。