タピる
マリトッツォはまだ流行ってる?トゥンカロンは?本当は流行りにちゃっかり乗りたいのに、いつもイマイチ乗り切れないわたしは、まだどっちも食べたことがない。
タピオカもそうだった。2018年、第3次タピオカブームが巻き起こりみんながベビタッピしている間、わたしは「並ぶのが嫌」という理由でタピオカドリンクをほとんど飲まなかった。
ところがどっこい。近所の小さなタピオカ屋は潰れ誰のストーリーにもタピオカが載らなくなった今、わたしは週一で貢茶のタピオカミルクティーを飲むタピオカジャンキーになっている。
タピオカといえば、「タピる」という造語は印象的だった。別に「タピオカ飲みに行こう」で良いのに、「タピる」を作ってしまうなんて、人の営み……人類の進化……文明……。やっぱり、言葉は文化そのものだ。
(そして、数十年後「タピる」という言葉を思い出した時、わたしは貢茶の行列や、最後の方底に溜まって吸い込みにくくなったタピオカに思いを馳せるのだろう)
マリトッツォは「マリる」にならないし、トゥンカロンも「トゥンる」にならない。タピオカってやっぱすごいね。
初・貢茶(2021年9月8日)の時の写真
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