グループ会社のシンプルメーカーの社名が「株式会社はたママ」に変わりました。
「子育て期の女性エンジニアのキャリアを支援することで、子育てしやすい社会を目指します!」というビジョンのもと営業をしてきましたシンプルメーカーが、創業15周年を機に、社名をサービス名の「はたママエンジニアリング」に因み、株式会社はたママに社名を変更しました。
イー・エージェンシーがはたママ(旧シンプルメーカー)に出資したのは2015年8月。社員数数人の普通の小さなシステム受託開発会社の頃でした。大半の仕事が受託型のシステム開発プロジェクトのため収入が安定せず、仲の良い方のご紹介で市川社長をお繋ぎいただき、財政面で支援をしたのがきっかけです。
それから何年か、売り上げは多少の上がり下がりを繰り返しながらも横ばいを続けていたのですが、転機になったのは、あまりにもの採用難に直面し、2018年にフルリモートで居住地域も問わない採用を決断した時でした。これまで働きたかったけれど、子育てもあって、働くことを諦めていた子育て中の元エンジニアの方々から、多数の応募がありました。
市川社長が、あれだけエンジニア採用に悩んでいたのにこんなにも子育て中の主にママさんのエンジニアさんがいるのかと驚いたとともに、この社会課題を解決することをこの会社の使命にしようと決めたことで、現在のビジネスモデルの方向性が定まりました。
従来、残業などが発生しやすい受託開発プロジェクト中心だった業務も、順次、子育て中のママエンジニアの働く環境支援に共感をしてくださるお客様にSES形式で人材の支援をする形とし、柔軟な時間に働ける案件を増やしていきました。
これが、「はたママエンジニアリング」サービスの始まりです。
2020年に新型コロナパンデミックに襲われて、IT業界全体でリモートワークも居住地域を問わない採用も一般的になり、我々の取り組みもこれまでのような個性はなくなるのかなと感じましたが、8割以上の社員が今まさに子育て中のママさんということで、例えば、子供が熱を出して急に早退することになった、あるいは、子供の行事ごとで休みたいなど、社員同士、子育て中の親御さんの事情は互いに理解しやすく、その点は、同じような制度を整えた企業は多数あっても、実際の環境面で、はたママは特別な環境になっているようです。
実は、はたママエンジニアリングサービスが軌道に乗りつつあった時に、幅広く人材層を広げることも検討しましたが、このような環境が貴重であることを踏まえてすぐにやめました。
「子育て期の女性エンジニアのキャリアを支援することで、子育てしやすい社会を目指します!」というビジョンに対して、一貫した経営を続けることが、社員にとっても、お客様にとっても、納得感、満足感ある職場作りになると市川社長も私もそう考えています。
市川社長や社員のみんなのおかげもあって、2024年5月現在社員数は52名になりました。8割以上の社員が子育て中のママエンジニアという環境です。
子育て中のエンジニアさんにとって、社会に働きにくい環境がある限り株式会社はたママの役割はあると考えています。
もちろん、親会社のイー・エージェンシーとしても、株式会社はたママ及び市川社長や社員のみんなを全力で応援したいと思っています。
「子育て期の女性エンジニアのキャリアを支援することで、子育てしやすい社会を目指します!」
株式会社はたママをどうぞよろしくお願いいたします。