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とちおとめの奇跡

 このnote、4月19日に「とちおとめの夢」と題して公開したが、今回内容を大幅に更新して、改めて「とちおとめの奇跡」とした。すでに「スキ」をつけてくれた方には申し訳ないが、実は、「とちおとめ」に奇跡? が起きたのだ。

 昨年の3月からベランダ菜園を始め、スーパーで買ってきたイチゴ(とちおとめ)などの種を集めて、プラスチックの大きなバケツを利用して栽培。そのとちおとめが1年経って7つほどの小さな実をつけたのだが、成長することなく萎んで落ちた。 
 と、思っていたら、たった1粒、生き残って成長していた。直径15mmほどの白い果実。まだまだ成長しそうで、楽観はできないが、30mmくらいの真っ赤な果実に育ってくれたらうれしい。多分、実現すると思うし、今回ダメでも来年は期待できるはず。理由がある。

「枯れないでくれ」。最後の1粒が大きくなっていた。
とちおとめの果実。まだ、直径15mmほどだが、もっと大きくなってくれるはず。

  昨年3月、とちおとめを植えた時、スーパーの店頭で「イチゴ」の苗が販売されているのを見つけ、衝動的に購入した。イチゴの苗は、どんどん育ち、花をつけ、果実になった。ところが、果実は直径5mmくらいで成長が止まり、赤くなった。それ以降も、果実は5、6mmくらいの大きさにしかならなかったが、なんと、夏が来て、冬が来て、春が来ても、ずっーと花を咲かせている。こんなイチゴあるのか?
 と、ネットで調べたら、あった。
四季なりイチゴ」という。温度や日照などの条件にあまり左右されずに花を咲かせ、実をつける種類のイチゴなのだ。普通のイチゴは「一季なりイチゴ」といい、露地での栽培では3月ごろから花が咲き、4~6月に実をつける。

四季なりイチゴは春~秋の長期間にわたって収穫できるのが特徴

 というが、うちのイチゴは冬も花が咲き、実をつける。食べてみると、このイチゴ、小粒で甘みが少なく、フニョフニョして柔らかい。イチゴらしくないのだ。

 で、今年4月の暖かさのなか、うちの「四季なりイチゴ」に異変が起きた。これまで実は大きくなっても6mmくらいだったのが大きいのは10mmほどに成長したのだ。味も酸っぱさが増しイチゴらしい味に変わっている。

 そこで気がついた。植えてから1年以上経ったことで、根や茎が成長し、つける実も大きくなったのだと。

 もしそうなら、スーパーで購入した「とちおとめ」から種を採取し、その種を植えて育てた「とちおとめ」だって、来年はもっと大きな実をつけてくれるはず。

スーパーの店頭で「イチゴ」の苗が販売されているのを見つけ、衝動的に購入したイチゴ。実は普通のイチゴと違う「四季なりイチゴ」だった。
「四季なりイチゴ」の果実。大きいのは10mmほどで、味も酸っぱさが増しイチゴらしい味に変わっている。
とちおとめの収穫を想像して描いてみた。
とちおとめの表面にはゴマ粒に似た種子がいっぱい。スーパーで購入して撮影してから、画像トレースした。
私のマンガ「ウォーターピープル」の主人公、苺ちゃんを登場させて描いた。雑草のようにどこにでも「とちおとめ」が生えてきたらいいのにね。
上のマンガの線画。Illustratorでマウスを使って描いた。これに配色する。

マンガだけに集中した生活ができたら!! 夢はいつか現実しますか? 私はあなたに何をバトンタッチできるでしょうか。