「桑の実」と「枇杷」と「ねぎぼうず」。
5月29日、走り梅雨の晴れ間、久しぶりに外出しようと思った。午前10時に家を出て、歩いて15分ほどの駅に向かう。
いつもの歩き慣れた歩道。ふと、気がついた。アスファルト舗装の上がやけに汚い。黒い実がたくさん落ちていて、踏み潰され、べちゃーっとした染みが点々とある。
桑の実だ。
熟した桑の実は落ちやすいため、走り梅雨の雨で、枝から落ちてしまったのだろう。見上げると、緑の葉に隠れるように、小さな実が生っている。
桑は、絹糸になるマユを作るカイコの餌として知られている。製糸業は明治~昭和初期の日本の主要産業で、とくに、信州では多くの農家が桑畑でとれる桑の葉でカイコを飼っていた。
その桑の実、成りはじめは白く、徐々に赤くなり、完全に熟すと赤黒くなる。6月中旬~下旬、実が熟し赤黒くなるらしいから、今年は、夏が来るのが早く、実が早く熟したのだろう。
私も子どもの頃食べた記憶がある。しかし、熟した実は、ちょっと触るだけで潰れて、赤黒いシミが手につき、個人的には好きになれなかった。
すぐそばに、枇杷の木が実をつけていた。
2日前、私が住む公団の庭に自然に生っている枇杷の木から、あまりに美味しそうだったので、
2個もいだ。
実がなっても誰もとらないから、鳥の餌になっているので、構わないのだ(o-_-o) 。
枇杷の味は、雨のせいか、水っぽくて美味しくない。梅雨が終わってから食べるほうがよさそう(;^△^)。
見上げている枇杷の実も、水っぽいのかな?
庭に育つ枇杷や杏子、梅、甘夏などをよく見るが、収穫されることがなく落ちるに任せている。MOTTAINAI 。MOTTAINAI 。
私が着いたのは駅で6駅ほどの、まだ、畑が残っている郊外。自然が残っている。
そこで、久しぶりに「ねぎぼうず」を見た。
ネギの先端にできるまんまるでかわいらしい花だ。ネギの印象とはずいぶんと異なる。
ネギは葉だけをはさみで切り、数日するとまた生えてくるらしい。ところが、ねぎぼうずができるとネギの成長は止まり、葉はもうでてこない。ねぎぼうずをそのままにするとネギの花が咲いて受粉して種の採取ができる。
斜面の草むらに「ホタルブクロ」も見つけた。
初夏から夏の前半にかけて釣り鐘形の花を咲かせる。私の住む公団でも、以前は「ホタルブクロ」の群生を見ることができたが、消えてしまった。
空は曇り空だけど、夏はもう来ている。
お詫び)5月31日記……私の住む神奈川県は、まだ梅雨入りしてませんでした。勘違いでした。雨の日が続き、梅雨入りしていると勝手に思っていました。神奈川県の梅雨入りは、6月8日ごろのようです。
マンガだけに集中した生活ができたら!! 夢はいつか現実しますか? 私はあなたに何をバトンタッチできるでしょうか。