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ざんねんな生き物 ②---大人になると口がなくなってしまい、餓死する生き物がいる!!
5月9日の今朝、窓を開けると、アスファルト舗装の上に不思議なものを見つけた。バタバタと羽ばたいている白い鳥のような生き物。よく見ると、風に吹かれて、紙飛行機が左右に揺れているようにも思える。
なんだろう。
しばらく見ているうちに、やっぱり、鳥のようだと思った。カメラを持って、外に飛び出す。
正体は蛾だった。羽がボロボロに裂け、飛び立つことができずにもがいている。
「モスラだ」
ほんと、モスラに似ている。羽を広げた大きさが10cmほどもある。全身が綿毛のようなモコモコした白い体毛に覆われ、黄緑色の魚の骨のような触覚がある。
鳥にでも襲われたのか、羽がボロボロだ。
ネットで調べたらアゲハチョウほどもある大きなガでオオミズアオ(大水青)という。北海道から九州にかけて日本のほとんどの場所に住んでいる、とあるが、私は初めてみる。羽は鮮やかな水色らしいが、羽がボロボロで、水色がかすかに判別できるだけ。
このオオミズアオ、幼虫時代はカエデやサクラなどの葉を食べて育つが、成虫になると口が退化してしまうとか。当然、食事ができず、成虫になった後はわずか1週間ぐらいの命らしい。その短い絶食期間に恋をして交尾をすませ、メスは卵を産んで死んでしまう。
大人になると口がなくなる生き物、オオミズアオには申し訳ないが、私は絶対イヤ。神はなぜこんな生き物を作ったんだろう?
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