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小便で邪気も排出している
人体からの邪気の排出方法にはいくつか方法がありますが、私たちが日常的に無意識でやっているのは大小便からの排出です。
大小便には、それぞれの物質だけではなく、邪気という気(エネルギー)も含まれています。
その点でいうと、やはり大小便はキレイなものではありません。
以前、腎臓がんからの全身の骨転移で、ステージⅣのお客様がいましたが、その方はその病因として思い当たるのは、「飲尿療法ではないか」と語っていました。
しばらくの期間、自身の朝一の尿を飲む療法を続けていて、「それが良くなかったのでは?」というのです。
まぁ、普通は自分の尿は飲みませんから、珍しいケースだと思います。
世の中には飲尿療法というものがあるのです。
私は詳しく知りませんので講評はできませんが、アーユルヴェーダや古代療法の伝統として伝わっています。
それで健康が快復したという人もいるのでしょう。
ただ、私のお客様はそうではなかったと。
思い返すと、私も40才代にヒマラヤで修行した時、ヒマラヤ牛の朝一の尿を飲んだことがあります。
何でもそれはがんの特効薬としてその地で珍重されているとか。
飲んでみたら、漢方薬のような苦さがありました。
ヒマラヤの牛はヒマラヤの山中に自生するエネルギーの高い植物を食べて、それで身体ができているので、尿も身体に悪いものではないとインド人のプリースト(司祭)に言われました。
まぁ、しかし、好んで飲みたいものではなかったです。
療法というのは、ある人にとってそれが良くても、他の人にはそれが良いとは限らないことがあります。
療法も善し悪しなのです。
ちなみに、がんのお客様は病院の治療ではなく、気功治療でがんが完治し、今も元気に過ごしています。
尿は基本的に血中の不要物を腎臓で濾して作られるものです。
そこには人体が排出したかった老廃物が含まれていますので、敢えてまたそれを口径摂取しようとは思いません。
ましてや私はそこに邪気も含まれていると自覚していますので、それをどうしてまた飲むのかという気持ちになります。
繰り返しますが、それでもそれが健康増進に役立つという人もいるのでしょうから、否定をしている訳ではないのです。
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なぜ、尿に邪気が含まれているのか?
それを私の体験から説明しましょう。
私は、気功治療を一人する毎に、トイレで小便をします。
施術後には尿意が高まるので、ほぼ毎回します。
だから、営業日の小便の回数は1日15回くらいになります。
結構、多いほうです。
しかし、休業日で施術がないと、1日6〜7回といったところでしょう。
これは、まぁ、平均的な回数です。
面白いことに、施術後の尿はそのお客様の病状に関連した特有の臭いがします。
例えば腎臓が悪い人の施術をすると、ドブや下水の臭いのする尿が出ます。
雑霊が憑いている人の施術をすると、ネコのような獣臭い尿が出ます。
それは、私の全身の血液がお客様の邪気によって汚染され、その血を素に尿が作られるので特有の臭いがするのでしょう。
私の気功治療の特徴として、受け手の邪気が私自身の身体に取り込まれて、体内で浄化されて抜けていく感覚があります。
そのため、私は気功治療をするのが苦しいことが多いのです。
気功治療家は皆このような方法ではありません。
現に私も昔は自身の身体に取り込むような経路は採りませんでした。
段々と進化する過程で今のようになりました。
だから、私は自分自身をあさりのような生き物だと思っています。
あさりは海水の汚れをまるごと飲み込み、それをキレイにして吐き出します。
濁って汚れた海水の水槽にあさりを入れておくと、その海水は透明度を増してキレイになります。
私もある意味よく似た生き物といえます。
受け手の邪気を取り込むと、気(エネルギー)のレベルだけではなく、私自身の血液も邪気によって汚れるのでしょう。
気功治療後の尿はだいたい何かしらの臭いでくさいのです。
面白いのは、次に別の病気のお客様の施術をすると、その後の尿の臭いはまた別物に変化します。
尿の臭いでいうと、施術をしない日の普段の私の尿はほとんど臭いがしません。
だから尚のこと、受け手の邪気の影響を受けていると考えるのです。
そして、施術後にすぐに小便をもよおすのは、体内の邪気を速やかに排出しようとする防衛反応なのでしょう。
また、これを言うと奇妙だと思われるかもしれませんが、施術後に小便の用を足すと、なぜか人の顔が浮かぶことがよくあります。
いつもそれは見たことがない人の顔です。
私はその顔を、お客様の邪気に関係がある人の顔なのではないかと考えています。
邪気が恨みや嫉妬の念なのか、いずれにしても良くない関係の人でしょう。
ちなみに、施術をしていない時は、排尿時に人の顔が浮かぶということは起きません。
治療家は特に泌尿器系にダメージを負いやすいと思います。
治療家やヒーラーは特に気をつけてください。
無自覚の人が多いので、気が付いた時には大きな病気になっていることがあるかもしれません。
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このように日に何回も足す小便ですが、私はその都度「あぁ、ありがたいなぁ」と感謝します。
なぜなら、こうして苦痛なく自然に小便ができるのは幸せなことであり、有り難い(在ることが難しい=感謝すべき)ことだからです。
当たり前に思っていることは、それを失って初めてありがたさがわかります。
人生の終末期には、多くの人が自律的に排尿できなくなります。
そして、入院した病院で尿管に管(尿道カテーテル)を突っ込まれて、尿を無理矢理排出するようになります。
私はそのようになりたくないので、ピンピンコロリで逝きたいのですが、死に方は選べません。
痛みに耐えて尿道カテーテルを繋がなくてはならないかもしれません。
もっとも、それは私だけではなく、読者の皆さまも同様のことになる可能性は十分あります。
それを想定すると、何気なくできている日々の小便というのは実にありがたいと思え、人生の幸せをかみしめる最良の機会になります。
気持ちよく小便をしながら、「こうして老廃物も邪気も出ていくのだから、ありがたいなぁ」「私の身体は頑張ってくれているなぁ」と感謝してみてはいかがでしょうか。