56. ウズベキスタンのおみやげ
ウズベキスタンの手工芸は色、デザインも華やかで魅力的なものが多い。
布類、陶器、タイル、木の彫刻、刃物など。おみやげとなる物産の品種も豊富だ。手先が器用でじっくり腰を据える作業に向いている民族らしい。
絹、紙は東の中国から。製紙は中国人捕虜から技術が伝えられた。
準備段階から何に出会えるか楽しみにしていた。何と言ってもシルクロードの中心地でのバザールに行けるのだから。
おみやげは数えてみれば30品目以上あった。布類が多いので重さはそれほどでもない。キャリーバッグの空けていたスペースにジャスト入ったので、荷物数は増えていない。
・手描きのタイル
最初の一目ぼれ。販売員のお兄ちゃんの英語セールスにつられ、つい、値切るのも忘れてしまった。六角形の青のタイルに綿花が描かれている。そんなに精密というわけではないけれど、センスの良さと味がある。作家さんから直接購入するというのが思い出になる。
・細密画マグネット
若い作家さんから直接購入して応援にもなると思っていたところ、下の階でおじさん作家さんがもっと精密な作品で半額であった……。とりあえず、沢山歩き回って見ておいた方がいいということ。
・ウズベク帽子
ボコボコしている布と思いきや、全部刺繍だったりする。帽子の形で民族がわかる。
・ナイフ
・コウノトリハサミ 奥は火花を散らす工房
・クルミ板から彫り出したスマホ台 マスターから解説を受ける
・ウズベクおじさん人形
・色石入りシルバーリング
・リシタン器 マスターのサイン入り
・スザニ
随分前からスザニが欲しくて、日本でも探していたが手に入らなかった。種類、素材の別があり、よく調べ、かつ目を肥やしてから選んだほうがよい。今回手に入れたのは、絹布に絹糸、綿絹混に絹糸、綿布に綿糸。大きさも様々。刺繍のレベルの幅はかなり大きい。あとはデザインが気に入るかどうか。
・アトラス・アドラス
東南アジアのイカットのウズベキスタン版。交易によってもたらされたイカットが絹地にもなった。綿布はアドラス。ファッション界でも注目され、益々進化している。テーブルランナー用に切り売り。西欧人はアドラス模様の衣服をまとって観光している女性が多かった。
・絹スカーフ
・カシミアストール 日本の10分の1の値段 ブハラで探した方が安い
その他、サフラン、フレーバー紅茶、お菓子など。
バザールでは言われたままの値段では買わず、必ずウズベク語で値切った。英語ではなかなか応じてくれないという情報もあったので。発音特訓した甲斐があった。
といっても、同じ商品を20ドルから値引きするお店、25ドルから20ドルに値引きしてあげるんだよ、と恩着せがましいお店もある。似たようなお店を複数回るとすぐにバレるが。いずれにせよ、時間のない旅行者はご縁と思って割り切るしかない。
日本の大分産サフランの品質には及ばないけれど、中央アジアのサフランは紅花のようなフワフワ感。料理に合う淡白な味もまたよい。
ほれほれ、サフランだよ~~♫
バザールのおじさんがオレンジ色のサフランをつまんで空中へ撒いた!!
日本の雀の涙入りスパイス瓶4本くらいがハラハラと地面へ着地した。
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