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突如勃発する、お皿洗い戦争


こんにちは。ナスです。

今回は、我が家で毎食勃発する「お皿洗い戦争」についてお話したいと思います。

おカイコさんと暮らし始めたころから、暮らし方のルールを作りました。

その中のひとつが、

「お皿洗いは料理を作らなかった人がやる。」

です。

いつものように、2人で

「いただきます!」

と言ってから、リトルカイコちゃんを横目にニヤニヤしながらご飯を食べ始めます。


家にテレビがないので、ラジオを聞きながら、流れてくる話題について話したり、リトルカイコちゃん見てニヤニヤしたり、絹織物のことについて話したり、リトルカイコちゃん見てニヤニヤしたり、お互いの料理について話したり、リトルカイコちゃん見てニヤニ、、、


まぁほぼ、リトルカイコちゃん見てニヤニヤしています。

ごはんを食べ終わっても、2人してリトルカイコちゃんに見とれて、ふにゃふにゃになっているのですが、

突如、戦いの火ぶたが切って落とされます。


圧倒的にかわいい生命体がすぐ近くにいるので、気を抜くとすべての視線をリトルカイコちゃんに奪われてしまうのですが、

そんなとき急に「カチャッ」と食器を重ねる音が聞こえてきます。

料理をつくった方が、こそこそっとお皿を片づけて、食卓のすぐ後ろにある台所に行こうとするのです。

「お皿洗いは料理を作らなかった人がやる。」

というルールがあるため、お互いになんとしても阻止しようとします。

あるときは、

ぼくがリトルカイコちゃんに5センチの距離で見とれている隙に、おカイコさんが自分の食器だけを一瞬で片づけ、もうダッシュで台所に向かい、すぐさまスポンジを手に取り、こちらを向いて、工事現場の誘導係のように「はい、ピッピッピッ!」と言いながら残りの食器を持ってきてと催促していました。

あるときは、

食事のあとに、何気なくおカイコさんの好きなクッキーを「これどーぞ!」と差し出し、食べようとした瞬間に、まとめてあったお皿を手に持ちダッシュで台所に向かいお皿を洗い始めます。

こんなことを、やられたり、やりかえしたりしながら

「それは、ずるい!!(笑)」

と、お互いに言いまくります。


なぜか、2人ともルールを無視しようとするのです。


いろんな誘惑の中、いかにしてお皿を奪い、先に洗えるかという競争になってきています。

いつから始まったか定かではないですが、毎食のお皿洗いも勝ち取った気分でできるので、謎に優越感を味わえる行事となっています。


とはいえ、突如はじまる謎のゲームに毎食必死になっている両親をみて、リトルカイコちゃんがきょとんと眼を点にしながら、こちらを見つめていて、いつも申し訳なさを感じているナスとカイコなのでした。

※と言いつつも、圧倒的におカイコさんが、おいしい料理を作ってくれる回数が多いです。。(いつもありがとう。)


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