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海は人々に新しい希望をもたらす 『眼下の敵(The Enemy Below)』米独合作 1957年


#映画 #戦争 #友情 #第二次世界大戦 #大西洋  
#潜水艦 #駆逐艦 #アメリカ海軍 #ドイツ海軍 #Uボート  

もううんざりだ この戦争は間違っている
前の大戦のとき 私は大尉として誇りをもって艦に乗った
缶詰のような艦で 潜ったら浮上できるかわからない
あのころは楽しかった

艦長は潜望鏡で目標を確認し 頭の中で計算して命令を出す
”魚雷発射!” だけど、たまに…魚雷が発射管を出ない
発射されても当たれば幸運ってやつだ

だが今は 潜望鏡を覗けば距離も速度も分かる
私が情報を伝えると機械が作動し 電気が光り 答えが出る
そして魚雷は目標へ 人がミスを犯す余地はない
人的なエラーは消え 人間味も失われた

前の大戦とは違う
昔の戦いは 国の礎を築き 皆に勇気を与えた
敗れても 誇りを持てた
この戦いに栄誉はない 勝っても醜い記憶が残るだけだ
戦死しても 神には救われん
(Uボート艦長室にて 腹心の部下へ)

「もう何度も死んでいるはずなのにいつも助かる。今回助かったのは君のせいだ」
「なら今度はロープを投げないよ」
「いや、君はまた投げるさ」

捕虜となったドイツUボート艦長(クルト・ユルゲンス)
 vs
アメリカ駆逐艦(ロバート・ミッチャム)
…援軍として到着したアメリカ海軍の巡洋艦上にて




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