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会話 繋げ方
話がはずむと雰囲気が良くなりますし、相手との距離も縮まります。上手な会話の繋げ方で一番大事なことは、うまくキャッチボールを投げ返すことです。
相手の言葉を受け取って、どの部分にポイントを絞って投げ返すかで会話が続くかどうかが決まります。このキャッチボールが続かない人というのは、投げ返す言葉が間違っているということなのです。
そして会話が続かない人というのは、話を聞いているように思われないことがあります。真剣に聞いているように見えても、返答が「そうなんですか」や「なるほど」などの相槌だけでは物足りないです。
肯定する言葉だけでは不十分ですので、それにプラスして返答するのが効果的です。
会話の繋げ方のポイントは連想ゲームです。いい天気ですね、と言われたら天気や気候にまつまることを返します。
例えば今週いっぱいは天気がいいみたいですよ、今年は暖冬だから雪が降らないかもしれませんね、などといったことです。相手もそこから会話をはずませようと、来週の話をしたり、暖冬の話に話題が広がっていくでしょう。
会話をつなげるためには質問をしたほうがいいと思っている人もいるでしょうが、必ずしも質問である必要はないのです。質問ばかりだと負担になりますし、結果的に会話が続かなくなることもあります。
質問を続けすぎないようにして、世間話のようなこともうまく膨らませるように意識してみてください。
ただ、話の内容によっては連想ゲームで返答しづらいようなこともあります。特に自分の関心がない分野、知識不足な分野だと連想ゲームにも限界があります。
興味のない内容はつらいですが、うまく別の話題に持っていくことができないと苦痛になってしまいます。
そういう時には、相手の会話の内容を繰り返すことです。たとえば、私は〇〇だから、というような内容なら、〇〇なんですねと返すだけでも時に十分に成り立つこともあります。
必ずしも無理に返信する必要はなく、相手の言葉を繰り返すことで「聞き役に回る」ということも時として必要とされます。