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現役コーポレート本部長が導入してよかったSaaS 5選【IVRy(アイブリー)編】


はじめに

こんにちは、諸見里 卓(モロミザト スグル)です。
株式会社movで、CFO兼コーポレート本部長を務めている、組織内公認会計士です。
Xでは「公認会計士のキャリア」「コーポレートの実務」「スタートアップで働くということ」について情報発信をしていますので、ぜひフォローお願いします!

今回も、私がコーポレート実務を約7年経験する中で、導入してよかったと心から感じたSaaSプロダクトを紹介します。
これまでに紹介した「バクラク」や「Hubble」に続き、今回は「IVRy」についてお話ししたいと思います。(過去記事は以下です。)

まず前段として、スタートアップのコーポレート責任者の方々へ伝えたいことがあります。

特にスタートアップは、コーポレート部(管理部)にかけられるコストが限られているので、可能な限り無駄を排除、かつDXを推進して、業務の効率化を目指す必要があります。
実は、コーポレート実務を始めた当初は私も、システム導入にお金をかけるくらいだったら、自分が徹夜してやればいいや・・・と思っていた時期もありました。そんな方に伝えたいのが、「まだ早いかな?」と思っても、従業員数が30人~50人辺りで、思い切って業務のDX化を進めることを強くお勧めします。

IVRy(アイブリー)

カバー領域:総務部
      代表電話対応、カスタマーサポートなど



バクラク、hubbleに続き、社内で愛用させていただいている、電話自動応答サービス「IVRy」を紹介させていただきます。
もはや、存在が当たり前のようになっているので、無い状態が本当に考えれないのが凄いことです・・・笑

導入に至った経緯

IVRyの導入を決定するまでにいくつかのプロセスがありました。もともと数年前に、他社の電話代行サービスを試してみたものの、かかってくる電話の本数ベースで考えた、人件費削減コスト面でのROIが合わず短期間で使用を中止していました。
一方で、ありがたいことに、昨年あたりから会社の認知度が向上するにつれて問い合わせが増加してきたことから、再び代表電話対応の工数を削減できるサービスの検討を始めました。

その際に出会ったのが、IVRyでした。B Dash Camp福岡でIVRyの話を伺ったとき、AIを活用した電話対応というサービスの方向性や、実際に当日使ってみたAI応答デモの精度の高さを体験し、サービスの内容に非常に感銘を受けました。

最終的に導入の決め手となったのは、コスト面の優位性とAIによる自動応答のクオリティの高さです。IVRyは、他社サービスと比較しても圧倒的にコストパフォーマンスに優れており、SaaSにかけられる予算が少ないスタートアップでも導入がしやすいサービスだと思います。

導入事例にも載せていただいているので、是非合わせてご覧ください。

以下に導入後、特に良かった点を3点まとめてみました。

①代表電話対応の工数を大幅に削減できる

まず、なんといっても電話対応に割く人員工数が大幅に削減されました。
これまでは、営業電話や無言電話にも社内スタッフが対応する必要があり、これが業務の工数を奪ってしまっていました。
特に、リソースが常にひっ迫しているスタートアップとしては、これは早期に改善すべきことだったと改めて思います。
IVRyの導入により、上記の対応がほぼなくなり、スタッフがお客様とのコミュニケーションや、その他重要な業務に集中できるようになりました。

元々、代表電話をAI対応に変えることによる懸念点もありました。例えば、代表電話にお客様からの電話があった場合に、AI対応となることによる悪印象などです。結果としては、代表電話の大部分(9割)が営業電話や無言電話であったのと、AI対応の質が高くストレスがかからないといった事実から、ほぼそういった懸念は顕在化せず、大きな工数削減を実現することができました。

代表電話対応を行ってい他部署メンバーからも、IVRyを導入してよかったというフィードバックを頂いており、コーポレートとして導入を推進して本当に良かったなと感じています。

②社内情報共有のシームレス化が実現できる

IVRyは、電話の録音と文字起こし機能を備えており、これが非常に役立っています。
これまで、人が代表電話に対応した場合、電話の内容や、対応した内容、温度感などが正確に伝わらなかったり、ログが適宜に残らないために情報共有に時間がかかることがありました。実際に問題は起きていませんでしたが、結果として、電話対応の遅れや、対応精度が下がってしまう可能性はあったと思います。

IVRyの導入によって、すべての電話内容が自動的に記録され、適切な担当者がすぐに適切な対応を取ることができるようになりました。また、複数人で内容を簡単に確認できるようになったことで、対応の方針検討などもスムーズに行えるようになりました。

凄い単純なように見えて、業務の効率化、対応精度の向上などに寄与してくださっている導入によるメリットだと考えています。

③結果としてお客様とのコミュニケーションの質が向上する

IVRyを導入することで、結果として、お客様とのコミュニケーションの質も向上しました。
数としてはとても少なかったですが、お客様から電話がかかってきた際には、対応すべきスタッフが、お問い合わせ内容を精査した上で電話を取れるので、適宜適切な対応をできるようになり、お客様とのコミュニケーションの質も高まったと考えています。
IVRyが対応した電話の内容は、担当者に迅速に共有されるため、対応の遅れやミスを防ぐことができるようになりました。

また、驚くべきはAI対応の質の高さだと思います。私も当初はストレスがたまりそうだなと思っていたのですが、実際にAI応答の対応を受けてみると、意外とスムーズに対応してくれるので、あまりストレスを感じませんでした。
私は電話のガイダンスに従い番号を押して進んでいく形式の対応が非常に苦手なのですが(笑)、AIの自動応答については一々画面を顔から話す必要がなかったり、話した内容に対して対応をしてくれるので、ストレスが感じづらいのかなと思っています。
なので、上記のような懸念を持たれている方は、是非一度AI電話対応を受けてみてください!笑

上記のような①~③のメリットの他にも、社内メンバーのストレス低減など付随的なメリットもあると考えています。正直、ROIとしては非常に高く、コストパフォーマンスは圧倒的です。

先日、シリーズCで30億円の資金調達を発表されていましたが、今後サービスが拡充されていくと思うと、ユーザーとしてとてもワクワクします!!


おわりに

ご不明点が御座いましたら、実務視点で追加でお伝えできることはあるかもしれませんので、気軽にご連絡ください。

弊社movは、2024年5月にseriesBのファーストクローズにより、全既存株主からの15億円の資金調達行い、累計調達額は35億円を突破しました。
組織の急拡大に伴い、採用を超強化しています!!

少しでもご興味がある方は、是非ご連絡を頂けますと幸いです!

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■X
諸見里卓 / mov / 元 しろ(組織内会計士)(@kaikeishiro)さん / X (twitter.com)

■Note(自己紹介と過去のキャリアはこちらにまとめています)
自己紹介_今までのキャリアについて(mov CFO/組織内会計士の諸見里卓です)|諸見里卓 / mov CFO / 会計士 (note.com)

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