製薬会社の財務諸表クイズ：塩野義製薬と東和薬品はどっち？

病院で薬を処方された後、薬局に行った際に「ジェネリック薬品」を勧められるという経験をされた方は多いのではないでしょうか。

テレビCMで「ジェネリック」という言葉を耳にしたことがある方もたくさんいると思います。

本日は、製薬会社2社の財務諸表クイズを出題したいと思います。

対象とする企業は塩野義製薬と東和薬品です。

会計力を効率的に高める方法は、実際の財務諸表にたくさん触れることです。是非、この機会を通じて会計力アップに挑戦してみてください😄

◇この記事がおすすめの方◇

✍️ビジネスに関心のある方、就活生の方
✍️仕事で会計知識が必要な方
✍️会計リテラシーを高めたい方
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特に、実際の企業の財務諸表を通じて会計への理解を深めたい方にオススメです😄

👇なお、縮尺財務諸表についてはこちらの記事を参考にしてください👇

塩野義製薬と東和薬品の事業概要

塩野義製薬

医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売並びにこれらの付随業務を事業内容とするグループ会社です。感染症分野に強く、インフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」やHIVインテグラーゼ阻害剤「テビケイ」など画期的な新薬開発を行っている製薬会社です。

東和薬品

主要な事業は医薬品の製造販売で、主な扱い品目はジェネリック医薬品（後発医薬品）です。多様なジェネリック医薬品の製造販売を行っている。

※ジェネリック医薬遺品とは、新薬の特許期間などが過ぎた後に他のメーカーから同じ有効成分で、効き目、品質、安全性が新薬と同等であることを条件に、国から承認されている薬をいう。

塩野義製薬と東和薬品の財務諸表はどれだ？

以下の2つの図表は塩野義製薬（2020年3月期決算）と東和薬品（2020年3月期決算）のそれぞれの（連結）貸借対照表（左側）と（連結）損益計算書（右側）をまとめたものです。

それぞれどちらか、直観で構いませんので、当ててみてください。

A社

B社

※塩野義製薬の財務諸表は国際財務報告基準（IFRS）に基づいています。独立表記されている研究開発費などは販管費に含めて計上しています。

損益計算書の見方はこちら

貸借対照表の見方はこちら

解答

それでは解答をみてみましょう。

A社：塩野義製薬　B社：東和薬品

皆さん、正解できましたでしょうか？

クイズの解説

では、答えの解説をはじめていきましょう。

まずは、製薬会社2社の特徴を整理していきましょう。