お金の研究:世界一の投資家の1年間の儲けはいくら?
こんにちは。会計ラボです。
誰もが大金持ちになってみたいと夢みているのではないでしょうか?
何かに投資してこんなに儲かったと聞くと羨ましく聞こえますよね。
少し前では、仮想通貨への投資でたくさんの人が「億り人」になったなんて話もありましたよね。
ところで、皆さんは世界一の投資家が1年にどれくらい投資で儲かっているのかご存知でしょうか?
結論から先に言うと、世界一の投資家の1年間のリターンは約20%と言われています。
意外に少ないなと感じた方も多いかもしれません。
本日は、世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏についてご紹介し、金融リテラシー向上のための知識を皆様にシェアしたいと思います。
ウォーレン・バフェットは1年間にどれくらい投資で儲かっているのか
では、世界一の投資家であるウォーレン・バフェットはどれくらい投資で稼いでいるのでしょうか。
ウォーレン・バフェットは、「世界長者番付【2020年版】」で第4位 ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイ CE、8.22兆円)となっています。
彼が経営するバークシャー・ハサウェイが公表している「株主への手紙」には、毎年の投資運用成績が公表されています。
2021年2月27日に公表された「株主への手紙【2020】」をもとに投資の運用成績を確認してみましょう。
それによると、バークシャー・ハサウェイの1965年から2020年までの年平均利回りは20.0%となっています。
もし100万円を1年間運用すると1年間に20万円儲かっているという計算になります。
この数字だけをみると、意外に少ないなと感じた方が多いかもしれません。
しかし、20%という数字は実はかなり驚異的な数値です。
しかも、ウォーレン・バフェットは約50年間という長いスパンで20%という数字をたたき出しています(なお、S&P500の同期間の利回りが10.2%となっています)。
これがどれだけすごいか、簡単なシュミレーションをつかってみてみましょう。
100万円投資して年間20%の利回りで運用したら50年後どれくらいの金額になるのか、計算してみましょう。
なんと、50年後には約203億円になります。すごいですね。投資は長期で運用することで複利の効果が大きくなるので、大きな成果がでてきます。
参考:ウォーレン・バフェットによる株主への手紙をまとめた書籍『バフェットからの手紙』をご紹介します。少し難解なところもありますが非常に示唆に富む内容です。
まとめ 世界一の投資家の利回りから得られる教訓
ウォーレン・バフェットは年間20%の運用利回りをたたき出し、世界でも有数の純資産を築きあげ、投資の神様として尊敬を集めています。
ぜひ、投資に関心をもっている人はこの20%という数字を知っててもらいたいです。
なぜなら、世の中にはたくさんの投資に関する詐欺が蔓延しているからです。
毎月10%の配当を出しますよといった投資案件、これは本当に存在するのでしょうか?
毎月10%の配当、これは年間120%の利回りということになります。世界一の投資家でも年間20%の利回りなのに、こんなうまい儲け話はないと思ってください。
また必ず儲かるなどの言葉にも注意しておきましょう。
ウォーレン・バフェットは平均すると20%の利回りの運用成績を有していますが、もちろん年によっては運用成績がマイナスの年もあります。このように投資にはリスクが存在します。
様々な投資詐欺に騙されないためにも、この20%という数字を知っておくことは投資を考えている皆様にとって役立つと思います。
投資詐欺には気を付けましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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