ソーセージ?きりたんぽ?No! it's GAMA!
ほとんどが、食べられます。
日本では傷薬や火傷の薬に使われていました。(鎮痛効果があるので)
アメリカ先住民族は、先端部分を火起こしにも使いました。
断熱材にも使われました。紙になります。繊維になります。
今では、バイオ燃料として注目を浴びています。
そんな便利屋こそ、「蒲(ガマ)です!」
世界中で愛される花です。
世界の食卓に
芯の部分を生や茹でて食べるので、コサックアスパラガスとして、ロシアでは知られるそうです。
インドでは、花粉をパンのようにして食べる地域もあり、北アメリカでも小麦粉と混ぜてパンとして焼いたそうです。
というのも、この「便利屋さん」は、栄養価が高いから多くの国で食べられるのかもしれません。
根っこの部分は、かなりのたんぱく質が含まれていて、トウモロコシやコメに匹敵します。
日本でも、新芽を天ぷらにして食べるところもあるようです。
蒲という字の通り
その感じが表す通り、水辺を表す「浦」の「草」です。
水辺に咲くことの多い花です。
別名をミズクサと言います。
これをガマと読む理由は、韓国語説、トルコ語説など様々あるようです。
秋ごろの寒くなってきた時期になると、綿(わた)となって種が出ていきます。
夏の花、だけど秋を感じる
6~8月ごろに咲く花です。ソーセージみたいなところが、雌花です。先端のひょろりとしたところが、雄花になります。
花が咲くのは夏ですが、生け花などに使うのは秋のイメージがあります。
コスモスなどと生けると合うかもしれません。
花材としても愛される蒲。
体の栄養や、傷をいやしてくれるだけでなく、
心も癒し、元気を与えてくれる花です。
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