74 イソジン騒動のその後・・
「嘘のような本当の話!」と2020年8月、大阪府知事と大阪市長が並んでポピドンヨード入りうがい薬(代表例・イソジン)が新型コロナが効くのではないかと記者会見したのは覚えている方も多いだろう。その後、専門家から効果は極めて疑問という意見が殺到し、大阪府知事は「イソジン吉村」と言われるようになってしまった。
その後イソジンがコロナに効くという話はどうなったのか?効くというエビデンスが得られたら大きなニュースになっているだろうからまだ見つかっていないのだろうというのは容易に想像が付く。そして今日、その後日談がweb記事になった。
記事によると大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター(研究した所)が今年の11月に科学誌に論文を載せたが、イソジンがすでにコロナに感染した人の喉からウイルスを減らす一定の効果はあったようだ。しかしコロナを治す、コロナを予防するとはほど遠い話だ。そしてインフルエンザなんかでもイソジンでうがいしたら感染者からウイルスを減らす効果があるという。まぁよく考えたら当たり前の話ですな。菌やウイルスを殺すのがイソジンですから。
そして当該センターは「うがい薬に関する研究は終了しており、今後予定はない」と言っている。もうほっかむりだね。そして生煮えの研究成果をさもこれで決まり!とばかり発表する吉村知事と松井市長。「維新クオリティ」をよく表したこととなった。
(今日で連続74日執筆です)
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