アートの魅力を世界に発信。会社の「顔」としての責任感と原動力
日本を代表する現代美術家・村上隆らのアート作品を取り扱い、国内外で展示会の運営や作品販売に携わる「ギャラリースタッフ」。今回は入社後の仕事の変化や日々のモチベーション、私生活などを探っていきます。お客様とアーティストをつなぐ架け橋として華やかな世界で活躍する傍ら、細やかな洞察力なども必要とされるようです。
プロフィール
氏名:E・M(女性)
学校:経済学部
経歴:2020年入社 現在はギャラリー職として勤務。
氏名:K・K(女性)
学校:美術専攻
経歴:2021年入社 現在はギャラリー職として勤務。
関係性構築と気付きがカギ
——お二人はパンデミックの真っ只中に入社されたのですね。当初と現在で、業務に変化はありましたか。
K・K:入社直後はお客様と会う機会は少なかったのですが、今年に入ってから海外出張や国際的なアートフェアへの参加が増えました。メールでやりとりしていたお客様と実際に対面で話すことで、関係性がより深められています。
お客様が他のギャラリーで収集している作品や、誰とつながりがあるのかなど、取り巻く環境全般に細かい注意を向けるようになりました。アートフェアでは参加する客層や各ギャラリーのテーマなど、実際に自分の目で見て情報収集することが大切だと感じています。
——セールスにとっては細かい気付きが重要なのですね。
K・K:私たちはお客様との関係性をとても大事にしています。お客様の趣味趣向を把握し、お客様の変化に合わせて、ご紹介する作品や作家をご提案することも重要です。
——E・Mさんは全体的な管理業務を担っていますが、業務に変化はあったのでしょうか。
E・M:入社したのは新型コロナ感染が拡大し始めた頃で、展覧会やアーティストと会う機会はほぼありませんでした。自分の業務はパソコン上で受け取った情報を整理し、資料にして横に流して終わりだと思っていました。
展示会が徐々に再開してくる中でうまくいかないことがありましたが、作品輸送の現場に関わったことで、他部署やアーティストの動き、梱包や出荷にわたる作品の一連の流れが見えるようになりました。
——意識にも変化はありましたか。
E・M:根本的な仕事への向き合い方がガラリと変化しました。自分がタスクとしてこなしていた先には、アーティストやお客様がいる。そのつながりや責任を実感して業務にあたるようになりました。
「また話したい」の一言が喜びに
——どのような瞬間にやりがいを感じますか。
E・M:常にクリアすべきタスクや障壁を一つずつこなしていくときです。代表の村上が見ている世界をそばで聞いて感じて、視野を広げながら勉強できるのがモチベーションになっています。
K・K:対面で会話したお客様から「あなたと話せて良かった」「もっとカイカイキキが好きになった」と言われる瞬間です。お客様と良い関係性を持てるか、良い印象を残せるかが私の大きなモチベーション。カイカイキキを良く見てくださるお客様が増えるほどやりがいを感じます。私と話して「また来たい」「また話したい」と思ってもらえるとうれしいですね。
——日々の業務で気を付けていることはありますか。
K・K:私は海外セールス担当ではありますが、日本人のお客様と話すときは特に注意しています。自分が外国人であると理解されても、ポイントが抜けて別なニュアンスで伝わってしまうリスクがあります。私はすべてのお客様に対して会社やギャラリーを背負って代表で話す立場なので、常に注意を払っています。
好きなことをライフワークにする
——仕事と私生活の兼ね合いはいかがですか。
E・M:もちろん休みや人付き合いもありますが、私は軸として仕事ベースで回っています。美術が好きで入り好きなことが仕事になっているので、両立という概念ではなく仕事優先でやっていますね。
K・K:私は真逆です(笑)。睡眠を大事にして、休みの日は家でゆっくり過ごして体力をチャージしています。その日やらなくていい仕事は置いて帰宅し、料理を作ったり言語を学んだりと、自分なりの健康パターンを作るように心がけています。
——ギャラリーで働きたい人にメッセージをお願いします。
E・M:限られた時間の中でこなしていく業務は多いですが、学ぶことが多くあります。ライフワークとして働きたい、美術業界で身を立てたいという人がいればぴったりの職場ではないかな。
K・K:転職や新卒で就職活動をしている人は、何かしらの新しい挑戦を求めているのではないでしょうか。挑戦は自分の成長にもなりますし、働きながらやりがいも生まれて仕事を楽しむことにもつながります。カイカイキキでは、価値観や視点を少しでも肯定的に変えれば成果が出る場所。挑戦を求めている人は大歓迎です。
まとめ
「ギャラリースタッフ」はギャラリーの運営に始まり、展示会やアートフェアの準備や運営、作品のセールスや輸送手配と幅広い業務を手掛けています。現代アートの最前線で業界トップの作品を扱うことができ、さらには世界的なビジネススキルも身に付きます。少しでも気になった人は下記ページをチェックしてみてくださいね。
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