老後格差社会とは
一昔前の日本の高齢者の多くは、ゆとりのある老後の生活を送っているように感じられましたが、近年の日本は格差が非常に広がっている状況となっています。
老後の生活を送るには、経済的に苦しく老後破産し生活保護で生きていかなければならない人も増えています。
格差社会とは、富裕層が大変裕福であり、低所得者層の所得との差が激しい社会的な二極化が進んだ社会のことを指します。
格差社会が起きる原因として一番大きなものは、雇用の問題です。
もともと日本の社会保障というものは、正規雇用を前提に作られた制度です。
企業側は安価で人材確保ができるようになりましたが、非正規雇用の場合に所得だけでなく社会保障の面でも大きな格差が拡大することになりました。
また、少子高齢化が進み社会保障費が増大したことで低所得者層には負担となっています。
貧困になる世帯が増え、子供を習い事や塾に通わせることができなくなり、教育格差が広がっていくようになりました。
老後破産
老後破産とは老後の年金生活において収入以上の支出が続き、生活資金に困って破産すること、または実際には破産をせずとも、せざるを得ないような状況に陥ることを指します。
現在正規雇用で働いていて、すでにある程度の貯蓄がある方は、ご自身とは無縁だと思われるかもしれません。
しかし老後破産とは必ずしも所得が少ない世帯や年金の少ない世帯にだけではなく、実は誰にでも陥る可能性がある問題でもあります。
老後破産の原因
年齢を重ねると病気になる頻度が高くなります。
入院にかかる費用は自己負担となり、先進医療が必要な大病を患った場合に公的医療保険では賄いきれないこともあります。
病気で老後破産に陥らないように、健康に気を付けて生活することで90歳を過ぎても元気でいられるかもしれません。
それは本来なら幸せなはずです。
しかし、長生きするとそれだけ生活費が必要になります。
つまり、長生きが老後破産の原因となってしまう可能性もあるということです。
老後の人生設計をする
老後に通常の生活を送るためにはいくらあれば足りるのかを計算してみましょう。
現状の生活費を確認し、老後にかからなくなる費用や、逆に、老後になるとかかってくる費用を計算し、おおよその老後の生活費を計算してみましょう。
このように考えることで、老後に対する意識が高まり、老後破産の可能性を減少させることができます。
このように年金とは別の貯蓄のことを意識することで、老後に使用できる資金が確保することができ、快適な老後生活を送ることにつながります。
※情報引用元
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