⑧ついに採卵‼︎_25歳、卵子凍結日記
25歳女性、卵子凍結しやした
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採卵当日!!
■採卵前
朝起きてガクブル。
ひゃー。当日。
準備は前日に何度もしているし、遅刻をしがちな私は早めに起きて、心配症の私は100回くらい持ち物に間違いがないかを確認した。
■採卵当日の持ち物
・尿検査の結果
・飲み物
・使い終わった針
・生理用ナプキン付きのパンティ
・都からの助成金申請のために病院に記載してもらう紙(私の場合は自分でコピーして持っていかなくてはならなかったよ!)
を持ってクリニックへ出かけた。
クリニックへの行きしなは、静脈麻酔のアレルギーで突然死したらどうしようとか、たまに聞く麻酔が効かないまま施術されたとかになったらどうしようとか、海外の都市伝説みたいに寝てる間に臓器転売されたらどうしようとか思いながらてくてく歩いていた。
少し早めに到着して、ションベンを出させていただいた。
そして、受付でパンティとか紙とか色々渡したらすぐに手術室に案内された。
手術室に到着すると、近くのリカバリールームで着替えてくださいと言われた。その時、遠くのベッドに運ばれる、多分採卵を済ませた人を見て、"あゝ先人よ"と心で唱える。
着替えてくださいといわれ、着替えたり髪を結んだりするが、キャップを被るのに苦労して時間がかかる。
看護師が2回ほど私を呼びに来たが、基本的に私はモタモタしているので、間に合わずに「待ってください〜〜。」と言った。やっとこさ着替え(ノーパンにガウン)が終わると、いそいそと手術室へ入っていった。
手術室には、かの婦人科名物の椅子と、大勢の看護師(某整形外科でクマとり整形した時の倍以上かも)と医者とが待ち構えていた。怖い気持ちはあったが、同時に「記念にこの部屋の写真撮りて〜〜」って思った。思ってるそばから私の腕に静脈麻酔用の針が刺された。しかし針を刺すのを失敗したらしい。また針を入れ直された。し〜んぱ〜い❗️
針で腕を弄られ出した瞬間から、いつ麻酔を入れられるのか不安が出てきて、「どのくらいで終わりますか」ときいた。すると、「麻酔入ったらもう1分くらいよ」って眠るまでの時間が返ってきた。"それ踏まえて手術自体の時間を知りたかったんだよな〜"って思った。だけどその解答を聞いて、諦めて"患者でいよう"と思った。
まだ私の腕の血管に針を刺そうと看護師の方が試行錯誤している。痺れを切らしたのか、医師が膣を先に拭いておきますね〜と言った。私の膣の筒の中を見えない何かで拭かれていた。無茶苦茶不快感といやな痛みがあって、麻酔効いてからにしてくれや❗️💢と思ったが、"私は患者"。
やっとこさ麻酔を注入されるということになって、よろしくお願いします。と言った。よし、意識を失おう、と私は身を任せた。
■採卵直後
それから麻酔が覚めるまでのことはなんとなく途切れ途切れの記憶もあるが、しっかりと私が目を覚ましたのはベッドの上だった。
うお〜〜〜!!!!
終わったぜ!痛くなかった〜〜!静脈麻酔ふわふわで気持ちかったかも!え!終わったんだ!じゃあアタシはブジってこと?!わ〜〜〜!
という気持ちだった。
もっかい寝よ〜〜って思ったけど眠れなかったので、点滴がついていない方の手でスマホを触っていた。
しばらくして、点滴の刺さっている腕を見ると、爆発したような血液がついていた。ぎゃー!なにこれと思って看護師さんに聞いたが、点滴が血管から漏れてしまったらしい。(#数日間痛くて腕を曲げるのが辛かった)
リカバリールームでしばらく休んでから、看護師を呼んでトイレに行った。痛みは全く感じなかったが、生理用ナプキンに薄い血がついていた。恐る恐るションベンを出して(痛くなかったよ)、クリニックの受付に起床報告をしに行った。受付に、待合室でお待ちくださいと言われ、座っていたがすぐに診察室に呼ばれた。
医師から採卵報告を受けた。卵子が合計11個とれたこと、そのうち10個は成熟卵だから凍結させたこと、残りのひとつはまだ育ちきっていなかったから少し置いておいて、もしも成熟したらそれも凍結させるとのことだった。Grace Bankは最大15個の卵子を同じ料金で保管できるとのことだったから、11個と聞いた時は、そっか〜〜、と思った。(自分も自分の体も頑張ったから残念とか悲しいとは言いたくないよね)もう一回やらなきゃ将来に備えるということにはならないのかなとかその時は思ったなあ。
そして、Grace Bankから連絡(メール)が来るからお金を払うということと、3日後くらいに次の月経がくると聞いた。
これで私の採卵は幕を閉じた。
つづきはパート⑨⇩
この記事は卵子凍結・保管への理解向上のため、グレイスバンクの提供でお届けしています
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