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川上草魚
2020年11月7日 18:16
一般に、管のある部位が狭窄/閉塞すると、そこを空気が通るときに音が出る。さらに、気道は吸気相/呼気相によって、上気道と下気道が生理的に狭窄する。健常な気道では、呼吸による生理的な狭窄でいちいち音が出るようなことはないが、疾患によって気道が狭窄ないし閉塞すると、その部位が呼吸によってより狭窄したときに異音、すなわち喘鳴が発生することがある。本記事では喘鳴の種類による気道狭窄の鑑別について整理する。