エリザベス女王杯2023予想 有料級

エリザベス女王杯を予想していきます

前走内容(レース回顧)
今回調教(調教評価)
走法適性(走法×トラックバイアスによる適正評価)

この3つのファクターで全頭を評価していきます
それぞれABCの3段階に分けて評価をします。
とても良い場合には稀にS評価をつけたりします
過去にはイクイノックスとリバティアイランドにつけたのでめったに出るものではないです
また映像がなかったり、参考外と言えそうなものには?をつけます

大体この記事の趣旨が分かってもらえたと思うので
さっそく予想記事を書いていこうと思います


走法適性

土曜日のトラックバイアス


土曜日の馬場傾向から振り返っていきましょう
土曜の馬場傾向はかなり外有利に映りました。
そして何より勝ち馬が特定のゾーンから出まくっていることでしょう!

出走各馬の走法適性マップ


それを踏まえてエリ女メンバーを見てみると激アツゾーンには
アートハウスディヴィーナがいることが分かります
(ハーパーもかな?)
両方エンジンのオンオフがはっきりする馬で
3角から下り坂に入る京都コースは自然と加速がつきやすく、
直線で更に一押しが効きそうな脚質です。

一方後方からの馬は下り坂の影響で前が止まらないので早く動き出して捉える必要があるので苦しいと言えるでしょうね。

展開


脚質からは明確な逃げ馬がおらず枠順的にはアートハウスが逃げるのではないかと思います。
坂井騎手は逃げめちゃ上手いんで。
過去2年間の坂井騎手が芝レース4角1番手の成績
38-19-10-61/128 勝率29.7% 単勝回収率228% (すごい)
アートハウスは他が競るなら控えると思います。
とにかくスローペースが好走の最大の要因なので。

もしくはディヴィーナが前走のように掛かりながらも逃げる展開
デムーロ騎手の逃げもめっぽう強く
過去2年間のMデム騎手が芝レース4角1番手の成績
20-13-9-18/60 勝率33.3% 単勝回収率376% (やばい)
ディヴィーナは折り合い面が不安ですが…。

ローゼライトも逃げそうですね

ただバチバチに競り合う展開はG1であんまり考えられず
スローペースに落ち着くのではないかというのがどの選択肢でも共通していえそうです。

全頭診断

それでは各馬の診断に入っていきます。
最終結論
A評価は3頭…本命対抗連下くらいに思ってもらえれば
B評価も3頭…抑えですね
C評価は買わない馬たち

①枠1番 ブレイディヴェーグ (ルメール)

前走内容 A+
スタートは出遅れ。
後方を追走して末脚に賭ける競馬。
直線は馬群を捌いてドカンと加速して2着。
追走力は課題だが末脚は確実

調教評価 B+
1週前から栗東滞在で輸送回避。
坂路を中心に好内容の追い切りを積んできました。
映像からはしっかり首を使って走れていますし、毛艶が前走時よりも良く見えますし、状態は上がってきているようです。

走法適性 B
スタートを決めて最内枠の利点を最大に生かせば先行が可能でしょうから、
土曜日に好走馬が出ていたゾーンに入ります。

最終結論 A
この馬まあ強いですからねえ。
不安は沢山ありますがそれより期待があります

②枠2番 ルージュエヴァイユ (松山)

前走内容 A
スタートから後方待機の位置取り。ペースが遅く中団くらいまで押し上げていきます。勝負所の加速力は並ですが、直線に入ってからは猛然と末脚を使えるタイプでしっかり最後まで脚を使いました。

調教評価 B
前走時の方が四肢の捌きがスムーズで綺麗に思えました。

走法適性 B
スピード走法でありながらパワフルな脚捌きで切れる脚が使えますから、
外目を回してどれだけ機動力を勝負所で出せるかどうか。
普通に2走前は2番手で走っていますし、そちらでも面白い存在。

最終結論 C
うーんなぜ松山騎手なのかな?

②枠3番 ハーパー (川田)

前走内容 B+
スタートから促していって内枠をいかして経済コースを先行。
勝負所で馬群が壁になり思ったようなスパートを切れなかった感じはあるが、大勢に影響はない程度。
やはり器用で総合力の高い馬だが決め手不足な感じがあります。
ただ1.2着は相当強いので…。

調教評価 A
すごく溜めのきいた走りが出来ていると思います。
前走はこれを見落としてしまったんですが、ハーパーの好走要因はこのバネ感のある走りだと思います。
しっかり馬場を捉えて弾くパワフルな後脚の動きが目立ちます。

走法適性 A
激アツゾーンのど真ん中にいます。
内枠もプラスで好位で折り合ってしっかり終いを活かせれば相当粘れるんじゃないかなと思います。

最終結論 A
決め手不足を補う馬場傾向が今の京都にはあると思います。
秋華賞から短期間でもかなりの上積み
を感じますし、
そこを評価してどうかというところです。

③枠4番 ローゼライト (和田竜)

前走内容 B
最内枠をいかして中団のインを立ち回る。
道中かなり緩む展開を経済コースを終始走ってスムーズな競馬をしたがリステッドで力負けの印象。

調教評価 C
首の硬さがあり、推進効率が悪い走りになっています。
ムチが入ってからの反応は良い。

走法適性 B+
好走ゾーンには入っていますが…。

最終結論 C
静観。

③枠5番 イズジョーノキセキ (岩田康)

前走内容 C
スタートから行きたがる様子がありました。
道中は抑えっぱなしで折り合いを欠いていたようですね。
直線ではそれでもしっかり走ってはいましたが、やはり伸びはなかったですね。

調教評価 B
ここ数戦で走法がかなり変わって来ていて
ちょっとダート馬っぽい感じになってきています。
前脚の可動域はいいですし、調子は上がってきていそうです。

走法適性 B
走法適性マップではパワー走法になっていますが、スピード寄りになってきています。ピッチ走法でもあるのでやっぱり馬場がある程度渋って馬場を捉えて長く脚を使う展開が好走には必要かなと思います。

最終結論 C
結構面白いかもしれませんが…。

④枠6番 ディヴィーナ (Mデム)

前走内容 B+
こちらも抑えが効かずそのまま先頭を奪う形に。
幸か不幸か後を追う馬がなくスローの単騎逃げを打てました。
直線に入っても楽な手応えで追い出しを待つ余裕があり
追ってからの反応もよく、後続を凌ぎ切って優勝。
追われたのも300mくらいとまだまだ余力のある勝ち方でした。
とはいえ展開はかなり向いた

調教評価 A
最終追い切りは坂路で重心のぶれない走り。
キックバックの量からもしっかり馬場を捉えているようですし、状態が前走よりもいいと思います。
しっかり腰が巻き上がって力を溜めている様子が見えます。

走法適性 B+
激アツゾーン
逃げるにしても距離を持たす工夫が必要がありますから鞍上の手腕が問われますね。
これまでマイルを走ってきた馬で速い展開が得意な馬である程度距離に不安のある馬で…となると掛かるかもなあ。
逆に言えば底を見せていない。

最終結論 B
状態的には前走から引き続き良さそうですし、
距離不安が印を下げたところです。

④枠7番 ジェラルディーナ (ムーア)

前走内容 B
スタートはいつも通り遅め。中団の後方につけてタイミングを伺います。
鞍上の手が動いたのは残り600m地点。
大外を回す形で直線はしっかりと伸びていましたが、届かず。
強い逃げ馬がいるレースなのでもう少し早く動かないといけなかった感じですね。
とにかく長く脚を使えるので鞍上のタイミングが命の馬です。

調教評価 B
首の動きが良い時と比べるとスムーズさに欠ける感じです。
ここ最近の一歩足りない感じを補うほどのプラスは感じませんでした。

走法適性 B+
外を回して長く脚を使う展開を作れるかどうか。
ただ鞍上は土曜あんまり乗れてないですね。

最終結論 C
個人的な競馬格言
牝馬は花
に則って今回は軽視。
牝馬は勢いとか才能の覚醒に素直な成績を出してきますからね。
近走やや苦戦している今回はきたらごめんなさい。

⑤枠8番 シンリョクカ (木幡初)

前走内容 C
前目で受けてやや外を回った感じがありましたが、
直線は伸びず10着大敗。
力負けか調整失敗か。

調教評価 B+
調教はいつも動く馬ですからなんとも評価しにくいんですよね。
調教やりすぎなのかな??

走法適性 B
エアポケット枠。
自分で動いていけないだけに前を捉えて、後ろを凌ぐ忙しいレースになりそうです。

最終結論 C
木幡初騎手はJFで穴開けてますから思い切った騎乗で頑張ってきそうですがここは一旦静観。

⑤枠9番 アートハウス (坂井)

前走内容 B+
馬也で先行を可能にするテンのセンスがあります。
道中やや行きたがるのを抑えながら内で脚を溜めます。
結果論でいえば内から捌くのが遅れ4着に負けてしまいました、
トビが大きいので直線は長い方が良いでしょう。

調教評価 A+
調教は1番手評価とします!
骨折明けということですが、前脚の可動域の広さ、首を使って全身の連動性を感じる動き、素晴らしいと思います。
最終追い切りは指示が入ると瞳に光が入ってグッと加速しました。
物凄く馬の気合を感じましたし、走りたい!勝ちたい!っていうのが感じられました。
やってくれるでしょう!

走法適性 A
激アツゾーン。
坂井騎手で思い起こすはスプリンターズSのマッドクール
この時も馬場適性ど真ん中の先行馬。
ここでも。

最終結論 A
骨折の長期休養明けということですが調教は動いていますし大丈夫と判断しました。
坂井騎手に乗り替わりですが逆に気楽に乗ってくれるんじゃないでしょうかね。馬場も味方です。

⑥枠10番 ククナ (浜中)

前走内容 C+
スタートは様子を見ながら中団を取りました。
外目から殺到されて想像以上に後ろになった感じはありますが。
早めに動いて4角は好位まで位置を上げ直線はまずまずな伸び。

調教評価 B
同厩舎のサリエラと併せ馬。
最終追い切りでグンと良化した感じがあります。
腰の動きはやや溜めが効いていない感じですが、しっかり仕上がっているように見えます。

走法適性 B+
好走ゾーン。
どれだけ前につけられるかがカギでしょうね。
前走はややモタモタした感じがありましたし、乗り替わってどうか。

最終結論 C
きたらごめんなさい。

⑥枠11番 ライラック (戸崎)

前走内容 A
スタートから中団につけて悠々と追走。
直線は戸崎騎手が上手く乗ってくれました。
残り400m地点から追われると、猛然と追い上げましたが、やや脚を余した感じがありますね。

調教評価 B+
1週前の弾ける瞬発力は見ものでしたね。筋肉のハリ感もよく、状態が上向いているように見えます。
一方最終追い切りは輸送込みで緩めの内容でしたね。

走法適性 B+
しっかり外目の伸びるところを走ってくれれば最後追い込んでどうにかなりそうなゾーンです。
脚回転が多く、内に突っ込んだら伸びあぐねそうですね。
戸崎騎手が1日でどこまで特殊な馬場に対応するかどうか

最終結論 B
アタマまではないが決め手があって最後に突っ込んできそうですし、
自分のファクター的に嫌う要素もあまりないということで。

⑦枠12番 ゴールドエクリプス (岩田望)

前走内容B
スタートで若干もたついたものの、二の脚をしっかりつけて中団を追走。
道中から徐々に動いていく展開で4角では先頭に。
直線はやや脚が上がりかけており、ギリギリ凌いで1着。
1000m程度長く脚を使ったので疲労は心配される。

調教評価 C
重心が高くて軽い走りになってしまっているかなと。

走法適性 C
好走馬が出ていないゾーン。

最終結論 C
前走内容から強調したい部分もない。

⑦枠13番 サリエラ (マーカンド)

前走内容 C+
ダッシュがつかず後方から。最内枠の利が無残に砕け散る。
直線は約500mほど追われるも届かず。
そもそもまともにスタートを決めたのは新馬戦だけで、
高いレベルで戦ううえで大きな課題があります。
状態が悪かったそうだが整えてどうか。

調教評価 C
2週続けてククナとの併せ馬。
イマイチ脚回転や筋肉の可動域が良い時に比べて伸びてこない感じがありますね。

走法適性 C
こちらも好走馬のいないゾーン。

最終結論 C
この特殊な馬場にマーカンド騎手が若干苦戦傾向なのも気になります。
来たらごめんなさい。ルメ騎乗馬で決まったりもあるよなあ…笑

⑧枠14番 マリアエレーナ (三浦)

前走内容 A
スタートは馬也で中団に控える競馬。
馬群の中で溜める作戦が奏功し、勝負所で機敏な加速力を見せ、位置を上げていきます。
直線は上位にあと少しの4着と好内容。
騎手と相性が良さそうで控える競馬が板についた感じです。

調教評価 B+
ムチを入れてガチ追いの意欲の調教を2週続けてきました。
このガチ感はガチ。?
一杯に追われても涼しい顔して走っていてまだまだ余力がありそうですし、スムーズな脚捌きからも調子の良さが見えます。

走法適性 A
激アツゾーン。
ただ三浦騎手は少し控えるのかな?
パワー走法なので無理に外を回さずに4角好位から逃げ馬を目標にドン!
って感じですかね。

最終結論 B
気になる点が3点
三浦騎手の関西遠征
外枠
馬体が白っぽい
これらがB評価までとした理由です。

⑧枠15番 ビッグリボン (西村淳)

前走内容 C
スタート馬也で中団前目につけました。
少しずつ位置を上げて4角では4番手まで位置を上げています。
勝負所では鞍上が動かしても位置を上げるほど加速がつくわけでなく、
直線はずるずる後退してしまいました。

調教評価 B
前脚の可動域が硬い印象で、後脚なんかは筋肉のハリもあって良さそうなんですが、上手く推進力を伝えきれていないように見えます。

走法適性 B
好走ゾーンのエアポケットのようにぽかんと開いたところにいます。
ここら辺の位置取りだと道中動いていく必要があるのが好走を妨げているのかもしれないですね。

最終結論 C
展開的に厳しいかなと思いました。
きたらごめんなさい。

まとめ

A評価

①ブレイディヴェーグ
③ハーパー
⑨アートハウス

B評価

⑥ディヴィーナ
⑪ライラック
⑭マリアエレーナ

買い目

3連複 A-ABの19点


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