【経済】「金利ある世界」における預入の戦略
本日の経済ニュース
みずほ銀行が、12月の長期プライムレート(最優遇貸出金利)を前月から0.05%引き上げ、年1.90%にするとのこと。0.05%というと、それほど大きな話ではないように思われるのですが、15年4カ月ぶりの高水準というのが大きなニュースなんでしょうね。
長プラは、金融機関が大企業向けに1年以上貸し付ける場合の指標とされる金利ですが、貸し付ける金利が上がるということは、貸し付ける資金を集める際の金利も上げることが出来ます。
と言うか、資金の獲得競争が激しくなってきており、金融機関への預入金利が上昇しています。
私が預けている金融機関だけでも、下記の通りです。
①SBI新生銀行
口座開設月を含む3ヵ月目の末日までの個人客の預け入れが、3カ月もので年1.2%、1年もので0.65%です。
これまで、SBI証券用の金融機関としては住信SBIネット銀行を使用していましたが、これを機会にSBI新生銀行にお引越ししました。
②Paypay銀行
PayPay銀行が、円と米ドルの両方を預け入れた場合の普通預金の金利を年2%としました。定期預金ではなく、普通預金で2%です。
米ドル普通預金(外貨預金)への預金が必要で、外貨預金の場合、為替差損リスクがありますので、様子を見ながら極度にドル安・円高に振れた機会にチョコチョコと外貨預金していこうと考えています。
③bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットコインを「定期貸しコイン」で貸し出すと、年利率2.65%分のビットコインを貸借料としてもらうことが出来ます。
④住信SBIネット銀行
「①SBI新生銀行」のところで、『住信SBIネット銀行を使用していましたが、これを機会にSBI新生銀行にお引越ししました。』と書きましたが、住信SBIネット銀行が12月6日に「円定期預金 冬のおくりものキャンペーン」を発表しました。「円定期預金1年もの」の金利が0.8%です。新生銀行のスタートアップキャンペーンの1年もの0.65%よりも高くなっています。
金融機関の金利アップ競争が「やられたら、やり返せ」状態になってきています。今後も、続々と金利の高いサービスが登場しそうな勢いですので、戦略としては、預入期間をなるべく短くしておいて、より高い金利の商品に柔軟に乗り換えていくことが出来るようにしておくのが良さそうです。