見出し画像

【ライフプラン】男性の年齢別死亡数の最頻値は88歳?! なんじゃ、そりゃ~

ここのところ、8月2日に内閣府が発表した「経済財政白書」(令和6年度)に関する報道が見られます。

世帯当たりの金融資産の平均額は50代まで右肩上がりに増加し、60~64歳でピークの1838万円に達する。だが、その後の資産取り崩しのペースは緩やかで、85歳以上の世帯でも平均1500万円の財産を残したままとなっている。

週刊ポスト2024年9月13日号

これらの報道の元となっている「経済財政白書」(令和6年度)を斜め読みしてみました。

説明資料「第3章第1節 家計の金融資産投資構造の現状と課題②」の24ページ目のグラフに、自分自身の年齢(59歳)の縦線(赤太線)を引いてみました。

「経済財政白書」(令和6年度)

59歳の縦線と、各折れ線グラフの交差点を見ると、「定期性預金」約600万円、「流動性預金」約400万円、「生命保険」約400万円、「有価証券」約200万円となっています。幸い、私の場合、いずれの費目も国全体の平均値を上回っているので、一安心です。

がっ! その次の「2図 年齢別死亡数の分布」を見て、えっ、「男性(最頻値:88歳)」って何? 聞いたことないよ! 男性の平均寿命って 81歳じゃないの? とショックを受けました。

「経済財政白書」(令和6年度)

最頻値」について調べてみると、下記の通り。

 「平均寿命」は「若くして亡くなる人」も含めての「平均」ですので、生活の中での寿命イメージよりも短く感じることはあると思われます。そこで最近は「死亡年齢最頻値」が使われるケースが増えてきました。「死亡年齢最頻値」は、厚生労働省の簡易生命表データの中で「最も死亡者数が多かった年齢」のことです。

「死亡年齢最頻値」とライフプラン

ライフプラン、マネープランを立てる上では、お一人おひとりが「自分ごと」として考えることがとても大事なことです。そういった観点で「死亡年齢最頻値」は「老後資金について計画してみよう」と思っていただきやすい数字であり、老後資金準備に向けたマインドセット(心構え)を促す数字であると考えられます。

「死亡年齢最頻値」とライフプラン

ええ~っ、今まで、ライフプランは、平均寿命の81歳で考えていたけど、最頻値の88歳で考えるべきなの? 7歳も計算が狂ってきちゃいました💦

実は、昨年10月に父がガンで86歳で亡くなった際に、平均寿命81歳よりは5年も長く生きたんだから「大往生」だよねと自分自身も母親も納得させていたのですが、正しくは「最頻値88歳よりも2年も早く亡くなったんだ」と悲しむべきだったんですね。。。


いいなと思ったら応援しよう!

伝説のEA使い
よろしければサポートお願いします!