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【FX】FXで失敗しないためには損失対策が重要!
ニュースで、三菱UFJ銀行の支店長代理だった今村由香理容疑者(46)が、貸金庫から時価20億円弱の顧客の金品を盗んだとされる問題が報道されています。
犯行の理由として、FX取引や競馬で10億円の損失を出し、その穴埋めのため犯行に及んだとされています。
このような犯罪が報道されると、外国為替証拠金取引(FX)が「犯罪の温床」であるとか、「危険なギャンブル」であるかのような印象を世間に与えることが懸念されます。
私としては、FX、特にエキスパート・アドバイザー(EA)を利用した自動売買を、有力な投資の一手段として評価していますので、このような犯罪報道によりFXが誤解されなければ良いがなあ、、、と思っています。
それにしても、FXで10億円の損失を発生させると言うのは、どういうことでしょう。もちろん、FXも元本保証の無い投資ですから、利益を出し続けるのは簡単ではなく、損失が発生することもあるのですが、損失額が10億円ともなると、いったいどのような取引をすると10億円の損失になるのだろうという興味すら湧いてきます。
ギャンブルの場合には、「期待値」という指標があります。
■ギャンブルの期待値とは?
https://fxgt.com/ja/media/gamble-expected-value/#overseafx
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ギャンブルの場合、ユーザーの掛金から胴元が寺銭を差っ引いた残りが還元され、それをユーザー同士で取り合うわけです。どう考えても、期待値が高いとは思えません。
一方、FXの場合の期待値は、下記WEBの通りです。
■FXの期待値とは?
https://fxgt.com/ja/media/fx-expected-value/
FXの実践では、「期待利得」という用語が使われます。
EAをバックテストすると、結果リポートに「期待利得」という指標も掲載されます。
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上記のEAの場合、期待利得が3.98ですので、平均すると、1回当りの取引で3.98$の利益を獲得できるというわけです。
このバックテストは、スプレッドはTDS変動で織り込んでいますので、すでに胴元への寺銭を支払った後の結果ということになります。FXの場合、FX会社(胴元)に支払う手数料(寺銭)が競馬等のギャンブルに比べて格段に低いことがメリットです。
というわけで、FXの場合、期待値(期待利得)が手数料を上回る取引を行い続けている限りは、それほど大きな損失を被ることはないはずです。
しかし、下記の記事によると、FX取引者のうち4割は年間で損失者とのことです。中には、今回の三菱UFJ銀行の事件のように10億円を超える損失を出している人もいるわけです。
上記の記事中にもある通り、FXで損失を出しやすい取引方法は以下の通りです。
FXで損失を出しやすい取引方法
①損切りができない
②レバレッジのかけすぎ
③取引ルールを決めていない
各項目の詳しい説明は、また別の機会に行いたいと思います。
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