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外国人介護人材の受け入れに対する認識の変化について思うこと

先日のJoint介護ニュースで「外国人介護人材の受け入れに前向きな事業所が大幅増」という記事がありました。私はこの記事を見て、いろいろと思うことがありまして・・・。今回のnoteでは、外国人労働者に対する日本人の認識について取り上げてみたいと思います。


●外国人介護人材受け入れに対する認識が前向きに

介護人材不足が深刻化する中、外国人介護人材の受け入れが進んでいます。これは一見前向きな変化のように見えますが・・・。
私がこれまで介護の仕事に関わってきた中で感じてきたのが、かつての日本の介護の「外国人拒絶の風潮」。ご利用者も「外国人には介護されたくない」「外人に何がわかるんだ!」と外国人介護者を排除する風潮が強かったように思います。しかし、ここに来て深刻な人手不足に直面し、外国人労働者に頼らざるを得ない状況になり、好き嫌いとか言っている場合ではない、待ったなしの状況が理由で、外国人労働者の受け入れについて前向きになってきた、というふうに思えるのです。
結果的には、この転換は歓迎すべきものですが、過去の態度と照らし合わせると複雑な思いが残ります・・・。


●これまでさんざん冷遇しておいて、いざ困ったら前向きに、ってどうなの?(かっこわるくない?)

日本が直面している介護人材不足の問題は、決して突然起きたものではありません。早い段階から予見されていたにもかかわらず、当初は外国人労働者を排除する姿勢が強く見られたように思います。「外国人に何がわかるのか?」といった風潮で、確実に来ると予言できた人材不足への対策を、業界全体で単に先延ばししてしまっていたことは否めません。
そして、いざ深刻な人手不足に直面すると、手のひらを返したように外国人労働者の受け入れに前向きになる。これってどうなの?なんて思ってしまいます。なんかかっこ悪いし、恥ずかしいな、なんて思ってしまうのです。


●介護に携わる仲間としてお互いを尊重する姿勢が大事

外国人介護人材を受け入れることは、介護業界を持続していく上で非常に重要なことだと思います。文化や言語の壁を越えて共に働くことで、新たな視点や価値観を取り入れることもできたりします。

日本の介護業界における外国人介護人材の受け入れに対する認識の変化は、過去の冷遇や偏見に対する反省を促すきっかけであるべきです。介護人材不足が深刻化する中で、外国人労働者の力を借りることは避けられない現実。日本人・外国人関係なく介護に携わる仲間として、お互いを尊重し共に働く姿勢を持つことが重要だと思います!


ではでは。

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