介護福祉士過去問 第32回 社会の理解
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第1問 地域包括ケアシステムでの自助・互助・共助・公助
地域包括ケアシステムでの自助・互助・共助・公助に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
自助は、公的扶助を利用して、自ら生活を維持することをいう。
互助は、社会保険のように制度化された相互扶助をいう。
共助は、社会保障制度に含まれない。
共助は、近隣住民同士の支え合いをいう。
公助は、自助・互助・共助では対応できない生活困窮等に対応する。
地域包括ケアシステムでの自助・互助・共助・公助に関する詳細解説
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kenko/kourei/care/1016142/1003416.html
第2問 働き方改革
「働き方改革」の考え方に関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。
(注)ここでいう「働き方改革」とは、「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」に基づく諸施策の実施のことである。
長時間労働は日本社会の特質で、時間外労働の限度の設定は困難である。
有給休暇の取得よりも、働くことが優先される。
働く人々のニーズに応じた、多様な働き方を選択できる社会の実現を図る。
正規雇用労働者と非正規雇用労働者の待遇の格差が存在することは、当然である。
「働き方改革」は、中小企業は対象でない。
働き方改革に関する詳細解説
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html
第3問 生活相談員の対応
Bさん(80歳、女性、要介護1)は、身寄りがなく一人暮らしをしている。老齢基礎年金で暮らしてきたが、貯金が少なくなり、生活が苦しくなってきた。このため2万円の家賃支払いも困難になり、通所介護事業所のC生活相談員に、費用がかかる通所介護(デイサービス)の利用をやめたいと言ってきた。
C生活相談員の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
介護支援専門員(ケアマネジャー)に、通所介護(デイサービス)の利用中止を依頼する。
介護支援専門員(ケアマネジャー)に、サービス担当者会議で利用中止の検討を依頼する。
福祉事務所に相談するように助言する。
これまでどおりの利用を説得する。
無料で利用できる地域の通所型サービスを探す。
第4問 社会保障の財政
2015年度(平成27年度)以降の社会保障の財政に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
後期高齢者医療制度の財源で最も割合が大きいものは、後期高齢者の保険料である。
社会保障給付費の財源では、税の占める割合が最も大きい。
生活保護費の財源内訳は、社会保険料と税である。
国の一般会計予算に占める社会保障関係費の割合は、30%を超えている。
社会保障給付費の給付額では、医療費の構成割合が最も大きい。
第5問 介護保険制度の被保険者
介護保険制度の被保険者に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
加入は任意である。
第一号被保険者は、65歳以上の者である。
第二号被保険者は、20歳以上65歳未満の医療保険加入者である。
第一号被保険者の保険料は、都道府県が徴収する。
第二号被保険者の保険料は、国が徴収する。
第6問 介護予防・日常生活支援総合事業
介護予防・日常生活支援総合事業に含まれる事業として、適切なものを1つ選びなさい。
家族介護支援事業
予防給付
介護給付
権利擁護事業
第一号訪問事業(訪問型サービス)
介護予防・日常生活支援総合事業に関する詳細解説
第7問 障害福祉計画
障害福祉計画に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
厚生労働大臣は基本的な指針を定めなければならない。
都道府県による策定は努力義務である。
市町村による策定は努力義務である。
障害児福祉計画とは計画期間が異なっている。
文化芸術活動・スポーツの振興についての目標設定をしなければならない。
障害者基本計画・障害者福祉計画に関する詳細解説
https://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/wel/fukushi/
第8問 自己覚知
Dさん(60歳、女性)は、交通事故で下肢に障害が生じた。現在、入院中のDさんは退院後、在宅での生活を続けるために、「障害者総合支援法」の障害福祉サービス(居宅介護)の利用を希望している。
Dさんが障害福祉サービス(居宅介護)を利用するための最初の手続きとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
地域包括支援センターに相談する。
医師の診断書を居住する市町村に提出する。
障害福祉サービス(居宅介護)を提供している事業所と契約する。
居住する市町村の審査会に、障害福祉サービス(居宅介護)の利用を申し出る。
居住する市町村の担当窓口に、障害福祉サービス(居宅介護)の支給申請をする。
答え:5
第9問 共生型サービス
2018年度(平成30年度)に創設された共生型サービスの対象となるサービスとして、正しいものを1つ選びなさい。
訪問看護
共同生活援助(グループホーム)
同行援護
通所介護(デイサービス)
通所リハビリテーション
第10問 介護福祉職の対応(自閉症)
自閉症(autism)のEさん(22歳、男性、障害支援区分5)は、就労支援施設に通所している。こだわりが強く、毎月購入している雑誌を処分するとパニックになってしまう。
「障害者虐待防止法」の視点を踏まえて、Eさんの気持ちが安定するように、施設の介護福祉職がEさんにかける言葉として、最も適切なものを1つ選びなさい。
(注)「障害者虐待防止法」とは、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
「決まりですから捨てますよ」
「読みたい雑誌はとっておきましょう」
「古紙として再生利用しますからね」
「Eさんにこの雑誌をあげるわけにはいかないんですよ」
「次の新しい雑誌がきますよ」
第11問 成年後見制度
成年後見制度に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
(注)「2018年(平成30年)の全国統計」とは、「成年後見関係事件の概況-平成30年1月~12月-」(平成31年3月最高裁判所事務総局家庭局)のことである。
「2018年(平成30年)の全国統計」によれば、補助、保佐、後見のうち、最も多い申立ては後見である。
「2018年(平成30年)の全国統計」によれば、親族後見人が7割を占めている。
成年後見人は、施設入所の契約だけでなく介護も行う。
任意後見制度では、候補者の中から家庭裁判所が成年後見人を選任する。
成年後見制度利用支援事業では、成年後見人への報酬は支払えない。
成年後見制度に関する詳細解説
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji17.html
第12問 生活保護法
生活保護法における補足性の原理の説明として、適切なものを1つ選びなさい。
国の責任において保護を行う。
全ての国民に無差別平等な保護を行う。
健康で文化的な生活を維持できる保護を行う。
資産・能力等を活用した上で保護を行う。
個人または世帯の必要に応じて保護を行う。
生活保護法に関する詳細解説
https://www.city.muroran.lg.jp/main/org4400/gennri-gensoku.html
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