
Photo by
shinsukesugie
インプラントの功罪
先週の土曜日の夕方に、ホスピスから「お母様の元気がありません」と連絡が入った。酸素量をあげても酸素飽和度が上がらないそう。
経管栄養を行っても回復せず、むしろ状態は悪化するばかり。発熱が増えて、気力もなくなっていったように見える。食べられないけれど、誤嚥性肺炎を起こしているのだろう。
母は前歯の上下を連結インプラントにしており、その周りが酷く膿んでいる。以前は、治療した歯をとても大切にして、食後はきちんと歯磨きしていたけれど、徐々に口腔内の管理が出来なくなっていたのではないか。治療する箇所はもうないのに、春ぐらいから歯医者にかかりたがるようになったのだ。
そんな風にして増えたのであろう膿と痰が相まって、口の中は菌だらけに。インプラントは審美性を高めるが、老後を考えるのなら、取り外しできるタイプが良いと思う。