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友達ってやっぱりいいよ!「Forever Friends」

去年辺りから、古い友達とまた会うようになった。

私も東京に戻り(父とのあれこれはまた後日)、友人たちは子育てが一段落して、コロナも落ち着いてきて、「ゴハン行かない?」のやり取りが気兼ねなく出来るようになった。

大学時代の友人たちとはもう35年の仲。
青春の、あのキラキラした時期を共に過ごした絆はとてつもなく強い。

スマホはもちろん携帯電話もなかったから、とにかく会って、遊んだ。

恋の始まりにはときめきや不安をいつまでも聞いて、消えてしまいたいような辛い恋の終わりには一緒に泣いて抱きしめて、将来の夢も悩みも、嬉しいことも大失敗も共有して、一緒に大人になってきた。

進んだ道はそれぞれ違っても、数年に一度しか会わなくても、顔を見た瞬間に一気にあの頃に戻ってしまう。

コロナ禍に遠方の実家での長期テレワークを余儀なくされたり、救急搬送され命を落としかけた事を機に退職したり。ここ数年、自分を取り巻く人間関係が急速に狭まっていた私にとって、なんの気兼ねもなく、躊躇うこともなく、ありのままの自分で過ごせる関係がある事は本当に嬉しい。


そしてまた最近、別の友人と繋がった。

新卒で入社した会社の元同期。
傍に誰かいないとダメな彼女と、一人でも割と大丈夫な私と。
正反対に近いくらいが逆に良かったのか、なぜかウマが合ったけれど
もう長い間、年賀状のやり取りだけになっていた。

今年2月、突然のメール。
幸せだと思っていた30年の結婚生活が突然の裏切りで終わろうとしている、人生のどん底の時に、共通の友人に私のメアドを聞いて、連絡をくれた。
どうしても私に話を聞いてほしかった、と。
私を思い出してくれて、嬉しかった。

本当に辛い時は、会う事はもちろん、自分の気持ちを口に出す事でさえ、ハードルが高く感じるものだ。
LINEがある時代で良かった。

「彼がいない人生なんて考えられない」
「彼が戻ってきてくれるなら、全てなかったことにできる」
「死んでしまいたいくらいに寂しくてつらい」
と嘆いていた彼女も少しずつ前を向けるようになり、大きな決断をした。

そして、最初の連絡から半年経って12年ぶりの再会。
また、顔を見た瞬間に一気にタイムリープ。
何これ?最高じゃない??って泣き笑いしながら、尽きない話。

話したい事、行きたい場所が次から次へと出てきて
少し固く縮こまっていた私の心も弾み始めたみたい。
次の約束があるって素敵なことだ。


おーい、甥っ子と姪っ子!
青春真っ只中の君たち!!

友達ってやっぱりいいよ~!
最高だよ~!!

さ、久しぶりに竹内まりやの「Forever Friends」を聴きながら
美味しい紅茶でも淹れて、秋晴れの午後を過ごすとしましょうか。


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