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老いるとは・・・

こんにちはikedaです!
今日は老いるとは…というテーマで思ったことをシェアします。


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入浴の時、体を洗いながら便が出た自分にびっくり。


服を脱ぎたくても、なかなか袖から腕が出せない自分にがっくり。


身体を起こしたくても、なかなか思うように身体を動かせない自分にげんなり。


当たり前にできていた事が思うようにできなくなっていく、誰かを頼りにしなければ生活することもままならなくなっていく。


介護職員は、ご利用者さんの一言ひとことに胸がいっぱいになるのではないでしょうか・・。

○○○


「下のお世話だけにはなりたくない!」と手足を震わせながら一生懸命手すりにつかまり、ズボンを脱ぐご利用者Yさん

既に尿が出てしまい、ズボンなどを変えさせていただくと「ごめんね・・」「汚いね、やだなぁ・・」「情けない」「みっともない」

「私は今までこどもも3人育ててやってきた。なんでこんな出来なくなっちゃうんだろうね…」と。

「ごめんね」と繰り返すYさんに「大丈夫ですよ!変えさせてください!」と自分なりに気遣いさせないようにと思いながら接していました。
トイレに行くタイミングを見計らって一緒にいきましょうか?と一言かけるようにすると、自立心が強く職員の介入を嫌がるYさんの気持ちにも変化が見られました。

「職員さんは忙しそうでしょ。みんな私をみても知らんぷりして行っちゃうし。自分でできると思ってる。でも本当は腰も痛いしね。」と話してくれるようになりました。

次第に「お願い」とYさんから声をかけてくれるようになり、部屋の届かないカレンダーを張り替えたり様々なコミュニケーションに繋がりました。


ケア現場の想いを繋ぐ会のFacebookグループでも、メンバーであるリカさんが「老いることを考える」というメッセージをくれた事がありました。

老いていく事を考えた時、誰かに委ねていく?ことをしていかなければならないのだなと感じます。

介護者にケアをしてもらう中で、今まで自分の中で大切にしてきたことや、プライドや価値観までも手放してしまう気持ちになるのかな・・

自分自身のことを自分で思うように出来なくなるってただの動作だけではなく、その行いに込められたご本人の考え方や思いまでも、尊重されるのが難しくなるのだなと思いました。

だからこそ、病気や高齢者で一括りにせずに、その方の生き方や人生観に意識を傾けながらケアにあたることって大切ですね。

Yさんのように、当たり前に出来ていたことが、できなくなっていく中で「寂しい」と感じるご利用者さんも多いと思いました。また、できない自分に腹が立ったりもするのかなと思います。

もし私がご利用者の立場だったら、自分で認めたくないできない自分を、第3者が少しでも認めてくれたら、理解しようとしてくれたら心が軽くなるような気がしました。


現場では「甘えてる」なんて言われてしまいがちなご利用者さんの「できない」と思う気持ちを認めてこそ、できることへの支援へ繋がるのだなと学びになりました。

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