老後二千万円問題について
老後2000万円問題についてGoogle検索すると、次の様な説明が表示されました。
老後2000万円とは、年金だけでは足りない分が2000万円という試算なのですね。
私は、デイサービスや訪問介護で、在宅の介護士をしています。自分は2000万円も貯金なんて出来そうもないし、大体そんなに必要なのかしら?と疑問に思う肌感覚があります。私の関わる利用者様には、割と限界まで自宅にいる方が多いからかも知れません。
早め早めにリスク管理をして、早め早めに入所なり子供の家に移る…それはそれで理にかなっているのかも知れません。ただ、こういう行動にも長所短所あります。早めの入所には沢山のお金が必要だったり、子供の家に引っ越しは慣れない環境で気を遣う事でしょう。
リロケーションダメージという言葉をGoogle検索すると、次の様な説明が表示されました。
高齢者が自宅で暮らすメリットの1つ目は、住居についてのリロケーションダメージがない事。
高齢者に限らず、人は自宅で過ごす方が、生活動線などが頭に入っている点で都合が良いです。特に高齢者は、認知症でも手続き記憶は残り易い事から、慣れ親しんだ自宅で暮らす意義は大きいと思います。
高齢者が自宅で暮らすメリットの2つ目は、いずれ自宅で暮らすことに限界が訪れた場合、施設入居待ちの優先順位が上がる事があります。
施設の中には、常に空き待ちの人気のある施設があります。
次第に介護度が上がり、デイサービスや訪問介護を利用しながら独居となれば、人気の高い施設入居の優先順位が上がります。常に空き待ち状態で、中には100人以上待つ施設もあります。
常に空き待ち状態の施設は、優良な生活ができて、費用もそれほど高くないので人気なのです。施設を考える時、夜勤について確認することは有用ですが、問題のない体制である事が多いと思います。こういう所には、早い者勝ちでも、お金を多く払っても、入ることは出来ません。
認知症の独居高齢者は、入所の優先度が高くなるのです。
もちろんリスクはありますが、リスクを引き受ける覚悟さえあれば、自分らしくて費用の掛からない老後の生活は可能だと、私は考えています。