アナタ以外は「他人」です
Kです。
「人間関係」について。
アナタ以外は「他人」である
私のベースとなる価値観の1つです。
日本は島国なので、日本人は「繋がり」を強く意識する傾向にあります。
リスク回避の生存本能として、無意識に刷り込まれているのでしょう。
特に「血縁」に対する意識は強く、家族親族を大切にしますよね。
素晴らしい事だとは思いますが、個人的に少し違和感があります。
「血縁」ってそんなに強い?
親子だから分かり合えるみたいなやつ
基本的に信じてません。
親は自分よりも子供を大切にして、子供は親孝行をするみたいな同調圧力ありますよね?
この価値観、ハッキリ言って嫌いです。
というか、間違ってます。
親が子供を大切にするとは限らないし
子供が親を尊敬するとも限らない。
お互いが、お互いをどう思い、どう時間を使って、どう接してきたか…
その行動への「反応」でしかありません。
クソみたいな親なら尊敬しないし
クソみたいな子供なら大切にしない。
これが普通です。
家族親族であれ、他人であれ、尊い人間は尊いし、そうじゃない人間はそうじゃない。
血が繋がっていようが、いまいが、関係ありません。
「血縁」があれば通じ合える?
ハイ、これも嘘。
血が繋がっていようが、いまいが、通じ合える人とは通じ合えるし、通じ合えない人とは通じ合えません。
血縁関係者だけに備わるテレパシーみたいなものは存在しません。
そう感じた経験者が多いのは、物理的に赤の他人と比べて一緒に過ごした時間が長いからです。
加えて、人は基本的に家族を大切にするから、相手を思いやる過程で相手を知れるからです。
血縁関係だけで相手を理解できるなんてことは
絶対にありません。
たまに双子の以心伝心みたいなのをテレビでやってますが、稀にそういう事もあるのかも知れませんが、私は信じてません。
BUCK-TICKというバンドのベースとドラムが兄弟で、何かのインタビューで「兄弟だから息ピッタリですね」みたいなことを言ったインタビュアーに対して…
『兄弟だから息ピッタリとか、あり得ないですよ。たまに言われますけど…違う人間ですからね。だから、しょっ中2人で練習してますよ。その積み重ねが息ピッタリに見えるだけじゃないですかね?』
みたいなことを言ってました。
(※私の解釈なので実際の発言とは異なります)
説得力ありますね。
親子だから、兄弟だから、親戚だから…
誰よりも相手を理解してるとか
無いですから。
下手すると「呪い」になる
最もタチが悪いのは、私は誰よりもアナタを理解してます的な【思い込み】です。
こんなことを言う人に限って、主観で相手を決めつけていて、相手のことを全く理解してません。
無意識に
相手はこういう人間だ
相手にはこうあって欲しい
と思い込み、それにそぐわないと感情的に批判したり、相手を傷付けたりします。
そして決まり文句のように…
「俺はお前のことを解ってる」
「お前のためを思って言ってる」
みたいな台詞を吐きます。
相手のことを思うなら余計なことを言わずに見守るべきであり、アナタはアナタの人生のことだけ考えてれば良い。
他人の人生に口出すもんじゃない。
「昭和」の負債
昭和〜平成〜令和
と生きてきた一個人の感想ですが、この手の価値観は「昭和」に多い。
戦後〜高度経済成長期とか、一致団結しないと乗り切れない時代だったから、同調圧力みたいなのが良い方に働いたんでしょうね。
それはそれ。
今は「多様性」の時代であり
昭和の理屈は通用しない。
昭和の感覚を引きずりたいなら、引きずりたい者同士で昭和ごっこやってれば良い。
時代は不可逆、価値観は変遷する。
アナタを「大切」にしない人は切り捨てろ!!
血縁とか関係無い。
アナタを大切にしない他人とは距離を置こう。
たとえ家族でも距離を置こう。
「アナタのためを思って」
みたいな発言は、その人の自己満足です。
アナタはアナタの価値観で、アナタの人生を送れば良い。
そして、他人の人生にとやかく言うのはNG。
「他人」の人生の責任なんて取れないし、そもそも「他人」の事なんて、どんなに深く理解出来てもせいぜい…
10%くらいだから。