授業前の雑談
授業前に学習者とどんな話をしていますか。
介護の日本語を学んでいる学習者にいつも聞いていることは
「今日のシフトは何でしたか」
シフトについて聞いています。
シフトについて聞くといろいろ話を広げられますし、貴重な情報収集にもなります。
どんな仕事をしたのか、いつもと変わったことはなかったか、忙しかったか、などなど話が広がります。
まだ話すのが苦手な学習者には、仕事について詳しく話してもらうと、いい会話の練習になりますね。
情報収集としては、いまどんな仕事が任されているか知ることができます。
例えば、夜勤をやっているのか、何か新しい介助が始まったのかなどです。
何か新しい介助が始まったのなら、授業でサポートできるかもしれません。
例えば、入浴介助が始まったのであれば、入浴介助で使う介護用具の名前の確認をしたり、専門知識として入浴介助を読んでみたりすることで、日本語教師として仕事のサポートができます。
また、夜勤が始まっていたら、生活のリズムが乱れているはずなので、疲れがたまっていないか、宿題は多くないか、体調は悪くないかなど、いろいろ気にかけます。
介護の仕事はどこも忙しくて大変だと思うので、話を聞きながら学習者の体調確認をしたいです。
授業前に、ちょっとシフトのことを聞くだけで、学習者の学習ニーズが発見できたり、学習者の体調や精神面を把握して寄り添うことができます。
先週の授業で「夜勤が4連続で月に8回あります」と話してくれた学習者がいました。
元気そうですが、ちょっと心配なので宿題はちょっと減らそうかと思ってます。
前回のnoteに書いた力士の名前の答え。
「阿武咲」=「おうのしょう」
初見で読める人、いないですよね。