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外国人介護人材の受け入れ準備➃やさしい日本語①

こんにちは。
日本語教師で介護福祉士の内藤です。

前回、外国人介護人材が日本でどのくらい働いているか、
統計資料を基に確認しました。
日本で働く外国人介護人材は増えているものの、まだまだ少なく、
一緒に働いたことがある日本人が少ないのが現状でした。

日本人スタッフとしても、外国人介護人材と働くことに慣れていないので、一緒に働くうえで、しっかりと受け入れ準備をいないと、思わぬトラブルや離職の原因になってしまいます。
そこで今回は、日本人スタッフができる受け入れ準備として

やさしい日本語を紹介します。

やさしい日本語とは、まだ日本語が不慣れな外国人にも、
わかりやすく伝わるように配慮された言葉のことです。

やさしい日本語ができた背景は、阪神淡路大震災だと言われています。
震災の際に、行政が発信する震災情報の日本語が難しすぎて、外国人の方々に必要な情報が届けられなかったということがありました。

日本では、多くの国と地域の方が暮らしているので、すべての言語で震災情報を発信するのは現実的ではありません。
では、どうやって震災情報を伝えたらいいのでしょうか。

外国人の方々も、日本で生活しているからにはある程度の日本語を理解しているものです。
ある程度の日本語を理解しているのならば、わかるように配慮した日本語で情報を発信すれば必要な情報が届けられます。

このように、阪神淡路大震災の反省から、震災情報をわかりやすく届けるために、やさしい日本語が作られました。

やさしい日本語は、震災情報をわかりやすく発信することから使われ始めましたが、いまでは観光地や市区町村、医療介護施設でも使われるようになってきました。
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このやさしい日本語を介護施設で働く日本人スタッフが知っていると、
いないとでは大違いです。

やさしい日本語にどんな効果やメリットがあるかというと

・外国人介護人材に指示したことが伝わっていない
・どうやって話しかけたらいいかわからない
・申し送りが全く伝わっていない

などのよくある悩みや問題が解消されます。

次回は、もう少し詳しくやさしい日本語を紹介します。


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