海事代理士筆記試験対策 その1 まずは相手を知ること
時間配分
何事にもそうですが、何かに立ち向かう際に、相手を知ることが大事だと考えられます。
海事代理士筆記試験の場合、20科目あり、4時限(4区切り)で試験が行われます。
まずは、1時限目ですが、「憲法」「民法」「商法」「国土交通省設置法」の4つの科目が出題されます。令和4年度は、1時間半の試験時間だったのですが、令和5年はこれを1時間で回答しなければなりませんでした。
次に、2時限目ですが、「船員法」「船員職業安定法」「船舶職員及び小型船舶操縦者法」の3つの科目が出題されます。令和4年度は、1時間の試験時間でしたが、令和5年度は45分で回答しなければなりませんでした。
また、3時限目ですが、「 海上運送法」「 港湾運送事業法」「内航海運業法」「港則法」「海上交通安全法」「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」「領海等における外国船舶の航行に関する法律」と7教科あります。令和4年度は、2時間10分でしたが、令和5年度は、1時間30分でした。
最後の4時限目は、「船舶法」「船舶安全法」「船舶のトン数の測度に関する法律」「造船法」「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等
に関する法律」「 船舶の再資源化解体の適正な実施に関する法律」の6科目です。令和4年度は、2時間10分でしたが、令和5年度は、1時間30分でした。
皆さん、勉強を行っていく上で、得意不得意の科目が出てくると思います。その中で、上記時間を把握したうえで、点数の取れる科目を優先的に解いていくことが必要となります。分からない問題は、後回しにして、取れる点をどん欲に取っていく。これが合格への近道ではないでしょうか。
点数配分を知る
筆記試験の合格基準は、正解率60%を基本として、回答者の正解率が60%を超える場合は、その平均点となります。令和5年度は、正解率が64.08%であったため、これが合格基準となりました。このため、60%で安心できないところがあります。ですので、私の場合、80%の正解率を目指して勉強をしておりました、結果的には、75%ぐらいが取れればいいかなという感覚でした。
20科目、基本的な配点は、それぞれ10点ですが、4科目だけ20点満点のものがあります。それが、「船員法」「船舶法」「船舶職員及び小型船舶操縦者法」「船舶安全法」です。
実は、この4科目は、口述試験の科目でもあります。
このため、この4科目を重点的に勉強して損はありません。
そして、この4科目で点数を稼ぐことが合格への近道となります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?