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天岩戸神社【宮崎県西臼杵郡高千穂町】

九州神社巡りの続きです。鵜戸神宮参拝の後、青島神社にも行きましたが、ここでは割愛します。御祭神や場所なども今考えると面白いのですが、この時はそれほど興味はなく、天岩戸神社への道すがらだったので寄っただけでした。観光地としては素晴らしい神社です!
 この日の宿泊地は熊本ですので、熊本へ行く手前にある天岩戸神社へ向かいました。天岩戸伝説の中心的な神社です。高千穂と言えば天孫降臨の地ですから、まだ神様=宇宙人説は捨て切れていないですし、ひょっとすると高千穂には何かしら痕跡があるのでは?とも思っていました。

天岩戸神社は、東本宮、西本宮、天安河原宮と分かれています。
西本宮の御祭神は、大日霎尊(おおひるめのみこと)とされていますが、ご神体は天岩戸そのものです。オオヒルメノミコトは天照大神の別名と言われますが、この辺りも考察が必要な部分ではありますね。
東本宮の御祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)とあり、皇の字が多いなと思ってしまいますね。
天安河原宮の御祭神は思兼神(おもいかねのかみ)・八百萬神(やおよろずのかみ)となっています。思兼神は天照大神と関係が深い神様ですので、分からなくも無いですね。思兼神は思金神とも書かれ一部ではコンピューターの事では?とも言われたりします。

最初は西、東両方お参りしようと思っていました。しかし、西本宮の駐車場に着き、車から下りた途端、あの感覚です。地面に足が付いた瞬間から背中がゾクゾクでした。もう早く参拝したくてたまりません。一の鳥居をくぐると頭もボォーッとしてきました。立派な門をくぐると拝殿が有ります。ご神体は天岩戸そのものなので、この拝殿で参拝するのですが、社務所で受付をすると遙拝殿まで行けるようです。ただこの時にはもうそれどころでは無い位にゾクゾク感でいっぱいでした。ただ、他の神社と違うのは本殿が有りませんので、直接何かが居るような感じでは無く、場所そのものが何かを発しているようでした。
ご神体である天岩戸にはいったい何があるのか?その興味と凄まじい力で、なぜか早く神社から出ないといけない気になりました。怖いと言った方がいいかもしれません。
神楽殿も徴古館も見たかったのですが、まずはこの場所から抜け出す方が先決でした。とにかくこの場所から出て一度落ち着こうと思い、妻と、妻のお母さんを誘って天安河原宮へ行くことにしました。


天安河原宮は、天照大神に岩戸から出てもらおうと、八百万の神々が集まったと言われている場所です。
西本宮を一旦出て、岩戸川の方に歩いて行きます。2分ほど歩くと、少し落ち着いてきました。太鼓橋を渡り、洞窟のような場所の方へ行くと、鳥居が有り天安河原宮へと続きます。ただ、この場所はさっきの西本宮とは打って変わって、どちらかというと賽の河原のようでした。神様というよりは幽霊の方が似合いそうな雰囲気です。とんでもない力の場所の西本宮と、しっとりとした時間が流れる、天安河原宮。日月というか陰陽というか、対照的な2つの場所です。岩戸川の向こう側に有る天岩戸なのか、西本宮なのか、どちらなのか分かりませんが、そちらがあまりにも強すぎて、他の場所が霞んでしまうのかもしれないです。
ただここまで来て、西本宮があまりにも強すぎたのか、疲れが一気にきました。途中に【あまてらすの隠れカフェ】というお店が有り、そこでソフトクリームを食べました。座りたかったのと、甘い物を食べて元気の補給をしたかったのです。(妻と妻のお母さんも疲れていたのもあります)
長椅子に座りながら西本宮の事を考えます。神様という感覚ではなくて、場所が凄い、どういう事なのかな?今までは本殿に神様なのか何なのか分かりませんが、そこに居られるという感じ。西本宮は何かが居られると言うよりは、結界の中に入ったような感じです。色々と感じ方があるのだと思いました。やっぱり高千穂は神聖な場所であるのは間違いないと思いました。

この時には知らなかったのですが、近所に瀬織津姫神社、八大龍王水神と興味をそそられる神社がありました。今になって後悔しています。
東本宮にも参拝したかったのですが、西本宮の凄さと、時間的な余裕の無さで西本宮だけで次の目的地に向かいました。

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