3つの円が重なると、なにかが起こる
2011年の4月頃、被災地支援団体のお手伝いをしていました。被災地の妊産婦さんが安心して産前産後を過ごせるよう、東京の助産院での受け入れを行うというプロジェクトでした。当時、被災地支援のボランティアをする人は少なくなかったと思います。なにか自分も役に立たなければいけないという気持ちが、私だけでなく日本中にありました。
2011年の3月、震災以降、自分は何をすべきか考えていました。そんな中でツイッターの溢れる情報を眺めていると、「東京里帰りプロジェクト」という団体のツイートが流れてきたのです。これだ!と思い、Webサイトを開き、すぐに寄付をすることにしました。クレジットカードの決済ページにさくさく必要事項を入力していくと、フリーメッセージの欄がありました。
「私は広告制作の仕事をしています。広告だけでなく、企業のWebサイトの制作ディレクションをお手伝いすることもあります。このWebサイトを拝見して、もしかしたらお手伝いできることがあるかもしれないと思っています。情報発信の人手が必要でしたら、ご連絡ください」と入力したら、すぐに連絡をもらったのです。それがボランティアのきっかけでした。
これは「遊びを仕事にする」とは少し違うのですが、考え方とか、行動の起こし方はほとんど同じだと思っています。要は、「できること」、「やりたいこと」、「求められていること」、この3つの円が重なるところがあれば、なにかコトが起こるのだと思うのです。「こんなことをしてほしい」というメッセージや、採用という形になる前につかまえる感じでしょうか。これは私がフリーランスだからではなく、会社員でも、専業主婦(夫)でも、やってる人はみんなやってるよね。
もう一つレイヤーをあげると、自分と相手の間で、「できること」、「やりたいこと」、「求められていること」の円の重なるところを見つけるだけでなく、それが「世の中の求めていること」という円にも重なって、もっとおもしろいことができるはず。これ、私が発明した考えでもなんでもなくて、いわゆる「三方よし」ってやつです。近江商人がもっともっと前から言ってました(笑)。
組織の中にいると、「できること」、「やりたいこと」より、「求められていること」に取り組まなくてはならない状況もあると思います。できることでもやりたいことでもないんだよなぁ……と思うかもしれないけど、「求められていること」を全体集合Uとして、その中でもう一度、「できること」、「やりたいこと」、「求められていること」の円を描くこともできるんじゃないかな(フリーランスとして働くようになった私には、これがなかなかできないんですけどねw)。
ではでは、今日はこんなところでおしまいにします。なにか1ミリでもお役に立てますように。もしおもしろかったなら、左下の☆をポチッとしてもらえるとうれしいです。プロフィールページからフォローも歓迎です◎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?